XIXI(シィシィ)、私を踊る

女性たちの堆積したきず疵は、やがて癒されていく―
自由を求めて躍動するシスターフッド・ドキュメンタリー

監督:ウー・ファン(吳璠)
原題:XiXi
(2024/台湾、フィリピン、韓国/中国語、英語、フランス語/100分/カラー/5.1ch/DCP)
撮影:ウー・ファン、ベニス・デ・カストロ・アティエンザ
編集:アンナ・マグダレーナ・シュレンカー/音響:コ・ウンハ/音楽:グレッチェン・ジュード
プロデューサー:ベニス・デ・カストロ・アティエンザ、ウー・ファン、ジョ・ソナ、ハ・ヨンス
製作:スヴェミルコ・オーディオビジュアル・アートプロダクションズ
配給・宣伝:テレザ、ノンデライコ
©SVEMIRKO AUDIOVISUAL ART PRODUCTIONS
公式サイト

「私は愛を畏れない 生きることを愛しているから」人生を力強く“踊る”ダンサー・XiXiとの出会い

台湾からヨーロッパに留学していたウー・ファン監督が、偶然ベルリンで出会った中国人のコンテンポラリーダンサーXiXi(シィシィ)。ただ独り、まるで自由な鳥のように踊っていた彼女の姿に強烈に惹かれた監督は、彼女の日常を撮影し始める。XiXi(シィシィ)はダンサーとしてヨーロッパを放浪しながら、自由な魂を探す旅をし続けていた。その姿はファンの眼には羽ばたくことを恐れぬ野生の鳥のように美しく映った。一方で彼女は離婚した元夫のメデリックと連絡を取りながら、たまに会うことが許されている娘・ニナに対しては母として、惜しみなく愛情を注いでいた。しかし過去の人生には癒されぬ深い疵が潜むのをカメラは捉え始めていく。それはやがて、ファン監督自らの家族のトラウマとも向き合うきっかけにもなるのだった…。


女性たちの堆積したきず疵は、やがて癒されていく―自由を求めて躍動するシスターフッド・ドキュメンタリー

ウー・ファン監督の初長編作品として7年をかけて製作された本作は、ホットドックス国際ドキュメンタリー映画祭や金馬奨といった世界的な映画祭で共感と感動が拡がり、ついに日本に上陸。一人の表現者として、女性として、母として、様々な社会的役割の狭間でもがくXiXi(シィシィ)の姿は、現代社会を生きる女性たちの煩悶だけでなく、これからの時代を生き抜こうとする力強いアイコンとして強烈な印象を与えるだろう。XiXi(シィシィ)とウー・ファン監督の絆から昇華した本作は、世界中で更新され始めたフェミニズムや女性観の意識が高まっている今、生まれるべくして生まれた瑞々しいシスターフッド・ドキュメンタリーである。


ウー・ファン監督をはじめ、多国籍な女性スタッフが終結―文化や国境を越えた “共感覚” で作り上げられた作品

台湾出身のウー・ファン監督を支えたのは、フィリピン出身のプロデューサー、ベニス・デ・カストロ・アティエンザ。ファン監督とはヨーロッパの映画大学で知り合ったベニスは、本作の企画段階から携わり撮影にも参加。主人公であるシィシィとも信頼関係を築きながら、本作の完成、その後の世界展開に導いた。作品の製作過程でスタッフも徐々に集まり、韓国からはプロデューサーのジョ・ソナとハ・ヨンス、そして音響のコ・ウンハ。編集のアンナ・マグダレーナ・シュレンカーはコロンビア出身、音楽を担当したグレッチェン・ジュードはアメリカ出身。XiXi(シィシィ)という個性的なようで普遍的なテーマも抱える女性を主人公とした本作は、文化や国境を越えた女性たちのチームが紡いだ、ウーマンフッドの結集ともいえるだろう。

上映スケジュール
5/16(土)~22(金) 10:00
5/23(土)~29(金) 時間調整中
※5/29で終了予定
料金
一般1,900円
シニア1,300円
専門・大学生1,000円
中学生・高校生1,000円
小学生以下700円
会員1,100円
★入場システム、サービスデー・その他割引