はだしのゲンはまだ怒っている

漫画『はだしのゲン』は、なぜ、いまなお私たちを熱くするのか?
その〈誕生〉から〈現在〉を見つめるドキュメンタリー

出演:中沢ミサヨ 神⽥⾹織 渡部久仁⼦ 江種祐司 阿部静⼦ ⼤嶋賢洋 アラン・グリースン 後藤寿⼀ 平岡敬 ⼭本加津彦 ⼩⾕孝⼦
企画・監督・編集:込山正徳
プロデューサー:高橋良美 木村利香
共同プロデューサー:大島新 前田亜紀
音楽:茂野雅道
制作:東京サウンド・プロダクション制作協力:ネツゲン宣伝協力:リガード配給:アギィ製作:BS12 トゥエルビ
広島県知事推奨 文部科学省選定
2025年 | 日本 | 90分 | DCP | ドキュメンタリー | © BS12 トゥエルビ
公式サイト

アメリカに真正面から怒り続ける少年ゲンとは?

アメリカが広島に落とした原子爆弾で被爆し、家族を失った少年ゲンが、貧困や偏見に苦しみながらも力強く生き抜く姿を描いた漫画「はだしのゲン」。主人公のモデルは6歳で原爆を体験した作者の中沢啓治さん自身です。「週刊少年ジャンプ」での連載が始まった1973年から半世紀、25ヶ国で翻訳出版され、2024年には漫画のアカデミー賞とも呼ばれるアメリカの「アイズナー賞」を受賞。手塚治虫さんや宮崎駿さんらに続き、殿堂入りを果たしました。しかしいっぽうで近年は、「描写が過激」「間違った歴史認識を植え付ける」などと、学校図書館での閲覧制限を求める声が上がったり、広島市の平和教材から消えるなどして、大きな議論を呼びました。なぜ、いまなお一作の漫画がこれほどまでに私たちを熱くするのでしょう?

戦後80年を経ても消えることのない怒りと悲しみ、そして優しさ

本作は、メディア・アンビシャス映像部門大賞、第15回衛星放送協会オリジナル番組アワード番組部門〈ドキュメンタリー〉最優秀賞などを受賞したBS12スペシャル「『はだしのゲン』の熱伝導 ~原爆漫画を伝える人々~」の映画化です。監督は「春想い 〜初めての出稼ぎ〜」「われら百姓家族」など数々の傑作ドキュメンタリー番組を手がけてきた込山正徳。映画化に際して、込山監督を敬愛してやまない大島新(『香川1区』『国葬の日』)と前田亜紀(『NO選挙,NO LIFE』)が共同プロデューサーとして参加しました。
“戦後80年”を迎えたいまもウクライナや中東では戦火が続き、核の脅威は決して過去のものではありません。映画は不朽の反戦漫画の誕生から現在を見つめ、私たちが生きているこの世界に溢れる、怒りや悲しみ、そして優しさを映し出していきます。

舞 台 挨 拶
11/22(土)・23(日) 上映後
登壇者|込山正徳 監督、高橋良美プロデューサー
上映スケジュール
11/22(土)〜28(金) 12:40
11/29(土)〜12/5(金) 時間調整中
以降は未定
料金
一般1,900円
シニア1,300円
専門・大学生1,000円
中学生・高校生1,000円
小学生以下700円
会員1,100円
★入場システム、サービスデー・その他割引