マリリン・モンロー 私の愛しかた
あなたはマリリン・モンローを知っていますか?孤独な少女が大スターになるまで―――夢を諦めなかったひとりの 女性の苦悩、そして時代と闘う姿を映しだす珠玉のドキュメンタリー
監督・脚本・編集:イアン・エアーズ プロデューサー:エリック・エレナ
出演:マリリン・モンロー、トニー・カーティス、ジェリー・ルイス、ジョージ・チャキリス、ジェーン・ラッセル
2022 /フランス/英語・フランス語/ワイド/120分/ステレオ/原題:DREAM GIRL THE MAKING OF MARILYN MONROE/
字幕翻訳:星加久実/字幕監修:田村千穂/配給:彩プロ
©2023-FRENCH CONNECTION FILMS
公式サイト
マリリン・モンローをいま再発見!
1962年に僅か36歳の若さでこの世を去ったのちも、時を超えて愛される唯一無二の女優マリリン・モンロー。「セックスシンボル」として広く知られてきた彼女だが、近年は新しい価値観のもと再評価の呼び声も高い。チャップリンに近い存在感と認められるほどのコメディセンスと観る者を惹きつける演技力をもった「女優」として。またVOGUEで「20世紀で最も偉大なスタイルアイコンのひとり」と評される「ファッションアイコン」として、現代のインフルエンサーのように自らのイメージを完璧にコントロールした「ビジネスウーマン」として・・・色褪せることのない彼女の才能と魅力、その生き方が再び脚光を浴びている。
彼女の視線は、時代の先を見据えていた・・・。
親の愛に恵まれなかった幼少期や性的虐待の傷を乗り越え、働いていた軍需工場でカメラマンの目に留まりモデルとしてキャリアをスタートさせたのをきっかけに、女優になる夢に向かって、自分自身を愛して突き進んだマリリン。「セクシー」なイメージに隠された彼女の素顔は、革命的で自由な発想のユニークな人物だった。圧倒的な「男性優位主義」の映画業界でチャンスを掴むべく、重役たちが参加するパーティにセクシーなドレスで遅刻して登場し、存在感をアピールするような策略家だった。また普段はカジュアルなファッションを好んだが、レッドカーペットでは彼女が「仕事着」と呼んでいたグラマーでゴージャスな白いファーのショールを着用し、ファンが求めるイメージを自らが体現してセルフプロデュースに努めた。致命的なヌード写真流出の際には「貧しくて家賃のためだった」と素直にインタビューに答え、マスコミを通じて世論を味方につけ、まさに自らの手でピンチをチャンスに好転。専属の演技コーチの特訓を受けトレードマークになった「息を漏らしながら話す方法」をマスターし、人気絶頂に全てを捨ててニューヨークのアクターズスタジオで演技を学びなおすなど貪欲に演技に対する知識を吸収する努力家でもあった。押し付けられるダム・ブロンド(頭の弱いブロンド美人)役から脱却するため、当時としては画期的だった個人プロダクションを設立し、従来のスタジオシステムに一石を投じるなどブランディング力に長け、人生を自らの力で切り開いてきた。
もっと知りたい!いまも私たちは詮索せずにはいられない。
国民的ヒーローだった野球選手ジョー・ディマジオやピュリッツァー賞受賞作家アーサー・ミラーとの結婚、映画会社の重役やスターたちとの肉体関係、ケネディ大統領との密会、整形、流産、早すぎる死…スキャンダラスな私生活もマスコミからいつも注目されていた。世界最高の美女でありながら、隣の女の子のような親しみやすさがあり、官能的でありながら純粋さを持ち合わせ、夢を実現するための強い意志と繊細な危うさが同居しているミステリアスな彼女から大衆は目が離せない。心理学者ジュール・キャシュフォードが「彼女は社会現象となり、みんなが恋に落ちた」と本作で言及しているとおり、死後60年を経ても輝く強烈なスター性に、私たちは魅了され興味を駆られ続けている。
知られざる素顔を、豊富なフッテージで蘇らせる貴重なドキュメンタリー。
本作では、若い頃に恋人関係だったトニー・カーティス、バックダンサーとして撮影現場に参加したジョージ・チャキリス、『紳士は金髪がお好き』で共演したジェーン・ラッセル、俳優でありコメディアンのジェリー・ルイスなどのスターたちが語るマリリンとの思い出、元恋人や幼い頃に預けられていた里親の娘など近親者への貴重なインタビュー、伝記作家や心理学の専門家による分析などを通じて、孤独な少女「ノーマ・ジーン・ベイカー」が、世界的な大スター「マリリン・モンロー」になるまでの歩みを辿り、謎多き死の真相にも新たな見解で迫ってゆく。生誕99年を迎え、マリリン・モンローが見据えていた時代が今、到来した。
6/14(土)~20(金) | 12:00 | ||
6/21(土)~27(金) | 10:00 | ||
6/27で終了予定 |
一般 | 1,900円 |
シニア | 1,300円 |
専門・大学生 | 1,000円 |
中学生・高校生 | 1,000円 |
小学生以下 | 700円 |
会員 | 1,100円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |