山里は持続可能な世界だった
かつて山里には自然を壊さずに暮らす知恵があった ― 村人たちは助け合いながら暮らしていた ― それは環境破壊や貧富の格差が広がる現代社会とどこが違うのだろうか?
監督・撮影・編集 原村政樹
語り 的場浩司
©2024 映画「山里は持続可能な世界だった」製作委員会
2024年/日本/DCP/カラー/84分
公式サイト
白黒写真は語る
戦後の高度経済成長以前、日本がまだ貧しかった頃の山里を記録した膨大な白黒写真が残っている。そこには現代社会からは想像もつかない、まるで江戸時代ではないかと錯覚しそうな暮らしが写っている。電気も水道もガスもない自給自足に近い暮らし。厳しい労働の日々。しかし村人たちの表情は明るく、輝いていた。これらの白黒写真を手掛かりに、かつての山里の暮らしを伝えたいとの想いから映画制作がスタートした。
語り始めた証言者たち
白黒写真が伝えるかつての山里の暮らしをもっと知りたいと当時を生きた人たちを訪ね歩くことにした。彼らはすでに80歳を超え、70年以上も過去の記憶はどれだけ残っているだろうかとの不安をよそに、まるで昨日の出来事のように、リアルに語り始めた。「村には大勢の人が暮らしていて勢いのあった時代だった」、「小学生の頃から、毎日、親の仕事の手伝いに明け暮れた」、「貧しかったけど村の皆で支え合って暮らしていた」など、今では失われてしまった共同体の姿が生き生きと伝わってきた。
かつての生業の継承者たち
当時の暮らしは今も残っていないのだろうか?そこでかつての生業を受け継いでいる人たちを訪ねることにした。鍛冶屋、炭焼き、養蚕農家、伝統林業、生活雑貨作り、原木椎茸農家といったかつての生業の継承者たちは「仕事への誇り」、そして「自然への感謝の心」にあふれ、そこには深い精神性があった。
1/11(土) | 10:00 | ||
1/12(日) | 12:20 | ||
1/13(月祝)~17(金) | 10:00 | ||
1/17で終了 |
一般 | 1,900円 |
シニア | 1,300円 |
専門・大学生 | 1,000円 |
中学生・高校生 | 1,000円 |
小学生以下 | 700円 |
会員 | 1,100円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |