2023年 / 日本 / 115分 / スターサンズ 配給
監督内山雄人
企画プロデューサー古賀茂明
ナレーター古舘寛治
アニメーションべんぴねこ
彼がもたらしたのは美しい国か、妖怪の棲む国か?
「妖怪」。それは、人知を超えた怪奇現象やそれを起こす不思議な力を持つ非科学的な化物・存在。
その風貌と獄中からの奇跡の復帰、CIA との癒着や「黒い疑惑」の数々、政財界を操る実力者としての異名から「昭和の妖怪」と呼ばれた政治家がいた。その名は、岸信介。日米安保条約改定を成立させる一方、東条英機らとともに A 級戦犯として収容されるも釈放、日本を分断させた 60年安保闘争を巻き起こした、安倍晋三が心酔していた母方の祖父である。安倍元首相が、幼心に「祖父の教え」として刷り込まれた野望を実現しようと、極端なまでの「前のめり」な政治姿勢であった背景には、父・晋太郎と母・洋子への反発があったのだ。彼は、祖父である岸を超えるべく、歴史に名を残したいという私的な思いに突き進んでいく。「タカ派の鎧」で自分の弱さを隠し、表面的な政治実績を楯にしようとカラ回りしてた根本にある数々のコンプレックス、そして安倍家と長年付き合いがあるからこそ知る関係者からの衝撃の証言。また、反日思想を持つ旧統一教会と自民党政権がなぜ手を組んできたかなどの政権の本音をも検証していく。
日本アカデミー賞作品『新聞記者』や、官邸政治の闇を描いた『i-新聞記者ドキュメント-』など世に訴える映画を手掛けてきたスターサンズと、邦画史上初となる現役総理大臣のドキュメンタリー『パンケーキを毒見する』の内山雄人監督&制作スタッフが、満を持して“日本の真の影”に切り込む。本作は、つまり、ブラックユーモアや風刺絵本を愉しみつつ、私たちの生活に染み込んでしまった正体を探っていく、まさに、マスメディアが描くことを避けてきた政治ドキュメンタリーである。彼がもたらしたのは“美しい国”か、“妖怪の棲む国”か?果たして、憂うべきニッポンを妖術から解き放つことは出来るのか? 安倍元首相やその背景を改めて検証することで、今の自民党や政権が果たしてどこに向かおうとしているのかを見極めようではありませんか?
2023/3/19(土)~2023/8/4(金) |
- 上映は終了しました -
一般 | 1,800円 |
シニア | 1,200円 |
専門・大学生 | 1,000円 |
中学生・高校生 | 1,000円 |
小学生以下 | 700円 |
会員 | 1,000円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |