2020年 / アメリカ / 51分 / 新日本映画社 配給
監督J・R・ヘッフェルフィンガー
原作美甘章子
出演田中壮太郎、ジョナサン・タニガキ、エディ・大野・トオル
公式サイトhttps://815hiroshima-movie.com/
前売券1,300円【公開初日前日まで販売】
あの日の絶望と悲しみからこぼれ落ちた、ひとすじの光 いまこそ君に伝えよう 世界の未来を救う、このこころを
本作のエグゼクティブ・プロデューサーでもある美甘章子(みかも あきこ)さんが、1945年8月6日、世界で初めて広島に投下された原子爆弾を至近距離で被爆した父・進示さんの壮絶な体験を、長い時間をかけて丹念に聞き取り、2013年に英語で書籍化。2014年に日本語版で執筆・出版された書籍:「8時15分 ヒロシマで生き抜いて許す心」(講談社エディトリアル)を原作として、2020年に映画化された作品(監督:J.R.ヘッフェルフィンガー)。
戦争の愚かさ、原爆の残酷さのみを声高に訴えるのではなく、その地獄の様な状況にあっても、生きることを諦めなかった父の想いと、その40年後に起こったある事件から導き出され、父から娘へしっかりと受け継がれた、世界の平和を叶えるための大切なメッセージを紐解いていく。
また、ハリウッドのプロダクション会社、ポラリス・ピクチャーズが原作をドラマ化した脚本を制作。制作会社・投資会社・監督候補などと交渉を進め、ハリウッド映画化への準備が進められている。
何かを失くしたときは、何かを得るときだ。
1945 年8 月6 日、第二次世界大戦中の広島は、普段と変わらない朝だった。
父の福一と共に建物疎開の準備をしていた19 歳の美甘(みかも)進示は、自宅の屋根に上って瓦を剥がしていた。その時、目をくらます激しい光が襲った。その "爆発する太陽" は一瞬にして進示を真っ暗闇の奈落の底に突き落とした。史上初めての原子爆弾は広島中を焼き尽くし、瞬く間に7 万人以上の命を奪ったのだ。
真夏の炎天下、父と息子は想像を絶する苦痛の中、ひどく焼けただれた体を引きずって、救助を探し彷徨う。あたり一面息絶えた人々と呻き声で埋め尽くされ、救いの手はどこにも見当たらない。進示はあまりの激痛から解放されたい一心で、死にたいとすら願った。だが父・福一の力強い言葉に支えられ、進示は必死で前へ進む。しかし、父と離れ離れになった進示はひとりきりになり、毎日父が探し当ててくれるのを待っていた。3ヶ月後、何とか歩けるまでに回復した進示は、父を探して自宅のあった場所に戻った。そこで燃え尽きた瓦礫の中から、ガラスは吹き飛び、 高熱により原爆炸裂の時間「8時15分」の針の影が文字盤に焼きついた父の懐中時計を見つける。全て焼き尽くされた広島で進示を家族や先祖と結びつけるものはそれしかなかった。
40 年の月日が経ち、進示の平和への願いは形となってニューヨークにある国連本部に届く。しかし、その数年後ニューヨークを訪れた娘の章子は驚くべき事実を知る。日本中を駆け巡ったその知らせは、新たな恵みへと導く光となる―。
2021/7/31(土)~2021/9/10(金) |
- 上映は終了しました -
一般 | 1,500円 |
シニア | 1,200円 |
専門・大学生 | 1,000円 |
中学生・高校生 | 1,000円 |
小学生以下 | 700円 |
会員 | 1,000円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |