平家物語 諸行無常セッション

河合宏樹監督 最新<ライブセッション>映画
古川日出男 × 坂田明 × 向井秀徳
「時を超え、祈りは遍路する。」

出演: 古川日出男 坂田明 向井秀徳
監督・撮影・編集 河合宏樹
協力:高知県五台竹林寺
音響:葛西敏彦 製作・配給・宣伝: K3 企画
2022 年/日本/カラー/(形式)/64 分 ©株式会社 K3 企画
公式サイト

「2017年5月28日、高知県・五台山竹林寺 文学・音楽の枠を超え、三つの魂が交錯し響かせた祈りが蘇る伝説の一夜限りのセッションを映画化

戦争や疫病が現実として世界を震撼させている現代に、800年の時を経て、まさに時代の要請によって息を吹き返した「平家物語」。アニメ、映画などあらゆる表現で、蘇ってしまったこの軍記が人々の魂に響き魅了する中、5年前の幻のライブセッションをとらえた河合宏樹監督最新映画『平家物語 諸行無常セッション』が完成。
2017年5月28日、高知県・五台山竹林寺にて、作家・古川日出男の声がけにより、サックス奏者・坂田明、ロックミュージシャン・向井秀徳(ZAZEN BOYS/NUMBER GIRL)が共演する一夜限りのライブイベント「平家物語 諸行無常セッション」が開催された。

映画『犬王』の原作、古典文学「平家物語」の現代語全訳(池澤夏樹=個人編集 日本文学全集/河出書房新社)を完成させ、そのアニメ化で「平家ブーム」へと導くひとりとなった古川、以前より朗読と演奏で「平家物語」を翻案してきた坂田、音楽を通し“諸行無常”を繰り返し唱えてきた向井の3人が一堂に会し、圧倒的な熱量のセッションを繰り広げた伝説の一夜。
その幻夜を、映画監督・河合宏樹(『ほんとうのうた~朗読劇「銀河鉄道の夜」を追って~』 七尾旅人『兵士A』『うたのはじまり』 )がカメラで捉え、再現不可能であったこのセッションをライブフィルム映画として再現させた。
時を超えて混沌の現代に唸りをあげる、念仏とも語り部ともいえる、三者の重なり合う響き。文学・音楽を超えた新たな表現として、人々の魂に浸透するであろう祈りをぜひ体感ください。

諸国を遍路する諸行無常。
全上映特別イベントとともに遍路巡礼、全国を行脚する


力を求め栄華を極めることの虚しさを知らぬものたちが、今なお戦を続け、無辜なる民を災が襲う不条理なる世が続く混沌の時代。かつて、その物語と祈りは書物とともに口伝で伝わり広まった。
時を超え、文学・音楽を超え、新たな表現として完成した映画『平家物語 諸行無常セッション』は、東京を始点に、連日イベント付上映にて全国を遍路巡礼する。その騒きを、祈りを、その土地にあわせた特別ゲストとともに行脚してお届けします。

舞 台 挨 拶
10/26(土)上映後
登壇者|山下澄人さん(小説家・劇作家)、河合宏樹 監督
上映スケジュール
10/26(土)~11/1(金) 19:15
11/1で終了予定
料金
一般1,900円
シニア1,300円
専門・大学生1,000円
中学生・高校生1,000円
小学生以下700円
会員1,100円
★入場システム、サービスデー・その他割引