方舟にのって ~イエスの方舟45年目の真実~

TBS ドキュメンタリー映画祭で話題沸騰!緊急単独公開決定!!
かつて「カルト教団」として大バッシングを受けた謎の集団
いま明かされる「楽園(ハーレム)」の真実

監督 佐井⼤紀
企画・エグゼクティブプロデューサー ⼤久保 ⻯
チーフプロデューサー 能島⼀⼈
プロデューサー 津村有紀
クリエイティブプロデューサー 松⽊⼤輔
撮影 ⼩⼭⽥宏彰 末永 剛
ドローン撮影 RKB CINC
編集 佐井⼤紀 五⼗嵐剛輝
MA 的池将
製作:TBS テレビ
配給:KICCORIT
配給協⼒:Playtime
(c)TBS
2024 年/⽇本/69 分/ステレオ/ 16:9
X公式サイト

かつてカルト教団として、日本を騒然とさせた謎の集団 いま明かされる「楽園(ハーレム)」の真実

1980年、東京・国分寺市から10人の女性が突如姿を消したと報道される。彼女達を連れ去ったとされる謎の集団「イエスの方舟」、その主宰者・千石剛賢は、美しく若い女性を次々と入信させハーレムを形成していると世間を騒然とさせた。2年2ヶ月の逃避行の末、千石が不起訴となり事件には一応の終止符が打たれる。しかし彼女たちの共同生活は、45年たった今も続いていた。「宗教法人ではない」と語るその正体とは!?

当時、センセーショナルに大報道された「イエスの方舟」騒動。その現在とは?

「あの事件は何だったのか?」日本を代表する数々の監督たちが映画化に挑むも、実現に至らなかった謎の集団「イエスの方舟」。本作はその集団の彼女たちに果敢にアプローチし、その信仰と生活を取材し、45年の年月と共に、もう一度考えたい「イエスの方舟」についての記録である。
監督の佐井大紀は言う「安倍元首相銃撃事件をきっかけに、統一教会、そして、宗教や信仰の問題が大きく取り沙汰されました。果たして“信じること”とは個人になにをもたらすのだろうか?幸福か?あるいは狂気か?そんなことを考えながら、私はかつてTBSで制作されたあるテレビドラマを思い出しました。『イエスの方舟』と題されたビートたけし主演のその作品は、45年前実際に起きた騒動をもとにした濃密な人間ドラマでした。なんと、そのドラマのモデルとなった女性たちは、今でも福岡で共同生活をしているらしい。そしてTBSに残された報道フィルムと現在の彼女たちの姿をカットバックさせることで、その生き様を物語として抽出ことができるのではないだろうか?と思ったんです」そんな想いにかられた佐井監督は気づけば、福岡へ向かうチケットを握り締めていたという。
そう、2024年現在。「イエスの方舟」はまだ存在していた!!

“45年目の真実“に迫る、TBSならではのドキュメンタリー映画

取材兼監督を務める佐井大紀は、普段TBSテレビでドラマのプロデューサーを務めながら、この作品を取材し、仕上げた。過去にも『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』を監督、TBS所蔵の貴重なフィルムを映画館で上映する『TBSレトロスペクティブ映画祭』を企画・プロデュースする異色の経歴を持つ。
弱冠30才ながら、60~70年代のカルチャーに造詣が深く、見て来たかのように話すその姿に、数々の「オトナの」文化人・著名人も舌を巻くほどだ。
本作の企画を務めたTBSの大久保竜エグゼクティブ・プロデューサーは、「放送局には過去のアーカイブ映像が豊富にある、それをどう使うか。映画にとって非常に重要な命題だと思う。佐井監督の取り組みには、先輩もOBも、実はああいうことだったんだよ、など協力的で、新たな話が聞けたり、割とフラットに世代を超えた縦の連携ができあがる。作品自体の面白さが増幅するとともに、我々のドキュメンタリーブランドTBSDOCSの中で、アーカイブを活かす作品群が一つの大きな特色となりつつある」と語る。
そのような体制を背景に佐井監督は、過去のニュース、アーカイブ映像から得た情報で、「イエスの方舟」の集団生活を福岡の地で取材し、その是非を問うのかと思えば、そこは新世代、過去を引きずるではなく、マスコミ報道を冷静に省み、むしろフォーカスはそこに生きる女性たちの圧倒的な姿に注がれる。
「『現実はドラマ以上にドラマティックだ』という陳腐でありふれた台詞に対する私の疑念は、本作を撮ったことで 完全に覆されてしまったようです。」 と、普段ドラマを作っている佐井監督もあっけにとられるほどの女性たちの存在感、マスコミ各社によるバッシングを受けたあの騒動から45年で身に付けた彼女たちの生きる術をひしひしと感じながら、観る者はスクリーンに惹きつけられる。
そこから浮かび上がる真実は、シスターフッドか?それとも狂気か?
「鑑賞後もあなたは、“ハーレム教団”と呼びますか?」

舞 台 挨 拶
9/14(土)上映後
登壇者|佐井大紀 監督、佐々充昭さん(立命館大学教授)

- 開催終了しました -

上映期間
2024/9/14(土)~10/4(金)

- 上映終了しました -

料金
一般1,900円
シニア1,300円
専門・大学生1,000円
中学生・高校生1,000円
小学生以下700円
会員1,100円
★入場システム、サービスデー・その他割引