北村皆雄監督傑作選「聖なる俗 俗なる聖」

カメラは聖のなかに俗を
俗のなかに聖なるものを
見た!

<上映作品>
白い影への対話(1964年/24分)
カベールの馬〜1966年イザイホー〜(1969年/28分)
津軽じょんがら女考―青森―(1976年/21分)
アカマタの歌 海南小記序説/西表島・古見(1973年/84分)
見世物小屋〜旅の芸人・人間ポンプ一座〜(1997年/119分)
ほかいびと〜伊那の井月〜(2011年/119分)
冥界婚(2016年/1999年撮影/104分)
チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ(2021年/1986年撮影/105分)
公式サイト

「神の島」と呼ばれ、琉球王朝最大の聖地とされる久高島で12年に一度行われる儀式「イザイホー」を映した幻想映画『カベールの馬』(1969)、西表島の最果てのムラの在来信仰と移住者との軋轢を赤裸々に描いた『アカマタの歌』(1973)。北村皆雄は日本とアジアの「辺縁」に赴き、そこに生きる人間の生きざまを映像に焼き付けてきた。障害を持ちながら自らの身体を芸にして世間を生き抜く見世物一座を記録した『見世物小屋』(1997)。放浪の俳人・井上井月の謎めいた生涯を辿る『ほかいびと』(2011)。あの世での幸福を願って死者の霊同士を結婚させる韓国漁村の習俗を濃密に記録した『冥界婚』(2016)。アイヌ長老の入魂の祈りを目撃した『チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ』(2021)。1970年代から「映像民俗学」を標榜する北村は、時にフィクションとドキュメンタリーを駆使しながら、虚実のあいだに現れる「聖と俗」をまるごと捉えようとしてきたのだ。最新作『倭文(しづり) 旅するカジの木』(2024)の公開を記念して、前衛的映画作家、ドキュメンタリー映画監督、テレビディレクター、冒険家、映像民俗学者と多様な顔をのぞかせる北村皆雄の60年の映画制作をふりかえる傑作選を開催する。早大在学中に前衛美術集団「ハイレッドセンター」の作品を取り入れて制作した処女作『白い影への対話』(1964)、即興による演出が光るテレビ番組『津軽じょんがら女考―青森―』(1976)を特別上映。

トークショー
7/13(土)「初期3作品」12:30の回上映後
登壇者|川崎弘二さん(現代音楽研究家)、北村皆雄 監督

- 開催終了しました -

7/13(土)『ほかいびと』15:10の回上映後
7/14(日)『アカマタの歌』12:30の回上映後
7/14(日)『見世物小屋』15:10の回上映後
7/15(月祝)『チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ』12:30の回上映後
7/15(月祝)『冥界婚』15:10の回上映後
登壇者|北村皆雄 監督

- 開催終了しました -

上映期間
2024/7/13(土)~19(金)

- 上映終了しました -

料金
一般1,600円
シニア1,300円
専門・大学生1,000円
中学生・高校生1,000円
小学生以下700円
会員1,100円
★入場システム、サービスデー・その他割引