[窓]MADO

2022年 / 日本 / 82分 / 配給 / 公式サイト

監督・脚本麻王

出演西村まさ彦、大島葉子、二宮芽生、慈五郎、MEGUMI、小林涼子、小川美潮、細井学、荻野みかん、関口アナン、山本純嗣、大熊一弘、モロ師岡

化学物質過敏症の原因を巡り、同じ集合住宅に住む2つの家族で争われた裁判を基に、現代社会の問題に深く切り込む人間ドラマ。
日本の、とある郊外の団地。同じ集合住宅に住むA家とB家。ある日、A家は階下に住むB家からのタバコの煙害によって「化学物質過敏症 / Multiple Chemical Sensitivity (MCS)」を発症したとして、B家を相手に4500万円の損害賠償を求める裁判を始める。 「横浜・副流煙裁判」と呼ばれたこの実在の裁判は、やがて日本におけるタバコ裁判において大きな問題として社会的に取り上げられるようになる。

本作は、その過程で裁判資料として公に提出された“A家A夫の記した4年に渡る日記”からヒントを得て制作された、事実を基にしたフィクション映画である。監督は麻王。本作は長編デビュー作であり、B家の息子でありながら、両者の関係をフラットな想いで見つめようとする。原告家族「A家」と、被告「B家」。それぞれの家族を通して、「化学物質過敏症」が引き起こす様々な問題や分断を描く。 劇伴音楽は板倉文。今作は「板倉文音楽映画」としての側面を持つ。

郊外のすずめ野団地に静かに暮らす、江井家。江井家は、英夫、英子、そして1人娘の英美の3人家族である。英夫は、娘の英美が2016年2月から、階下に住む家族”備井”の部屋からくるタバコの煙害に苦しめられていることを問題と思う。備井家の家族構成は、美井夫、美井子、そして長女の美井美。江井家と同じく3人家族である。英美は、歌を歌うことが好きでよくベランダで歌っているのだが、タバコの煙害によってベランダに出ることが出来なくなり、歌を歌えなくなってしまう。

英美の体調は日に日に悪化していく一方で、英夫は、トラブルを克明に記録するために日記をつけ始め、なんとかこの問題に対して対処しようと奮闘する。そんな中、英夫は娘が「化学物質過敏症」の疑いがあるということを知り、英美が「化学物質過敏症」を発症したとして、遂に医師から診断書を発行して貰う。これを機に、A家とB家の裁判闘争が本格的に始まるのであった。

舞台挨拶
日 時|12/2(土)17:35の回上映後舞台挨拶
登壇者|西村まさ彦さん、大島葉子さん、麻王 監督

- 開催終了しました -

日 時|12/3(日)10:00の回舞台挨拶&トーク
登壇者|西村まさ彦さん、大島葉子さん、麻王 監督 ※上映前舞台挨拶(約20分)
登壇者|麻王 監督 舩越典子さん(典子エンジェルクリニック 院長)※上映後トークイベント(約30分)

- 開催終了しました -

WEBチケットについて
上映期間
2023/12/2(土)~2023/12/8(金)

- 上映は終了しました -

料金
一般1,900円
シニア1,300円
専門・大学生1,000円
中学生・高校生1,000円
小学生以下700円
会員1,100円
★入場システム、サービスデー・その他割引