被害者側の葛藤。
加害者側の痛み。
語り始めた当事者たち
2018年7月、ひと月に13人。かつてのオウム教団の教祖と幹部らが死刑に処されたのは29人もの命を奪った罪状ゆえだったが、あまりに異形の「大量処刑」は、日頃は死刑に無関心なこの国の人々を揺るがした。ずっと圧倒多数だった死刑賛成の世論が、直後の調査で近年になく減少するほどに。その衝撃も冷めぬ間の、翌8月、映画監督の呼びかけに応え、ある人々が次々とトークショーに立った。
それは、被害者側あるいは加害者側で今回の死刑囚らと深く関わった者たちだ。教祖の元弁護人、教団から家族を救い出す運動のメンバー、殺害された弁護士の同僚。執行で直面した戸惑いや悔恨、果ては罰する側の国への慣り・・・胸中を明かす言葉は我々の一面的な「被害者像」「加害者像」を打ち砕いていく。さらに後日、殺害された弁護士と親しかった男2人が死刑を賛否に分かれて論じ合う場にも、カメラは立ち会う。賛成を貫く方の男は、自身オウム信者に命を狙われた被害者だ。ここに集大成された「当事者」4人の言葉は、重いリアリティと共に問いかける。衝撃の”大執行”の意味は、そして究極の刑期=死刑が私たちにもたらすものとは?
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2024/1/27(土)~2024/2/2(金) |
- 上映終了しました -
一般 | 1,900円 |
シニア | 1,300円 |
専門・大学生 | 1,000円 |
中学生・高校生 | 1,000円 |
小学生以下 | 700円 |
会員 | 1,100円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |