ガザ 素顔の日常

2019年 / アイルランド・カナダ・ドイツ / 92分 / ユナイテッドピープル 配給 / 公式サイト

監督ガリー・キーン、アンドリュー・マコーネル

製作ブレンダン・J・バーン、ガリー・キーン、アンドリュー・マコーネル、ポール・カデュー

撮影アンドリュー・マコーネル

編集ミック・マホン

ガザは軍事的な緊張状態に度々さらされる場所
しかしここにも日常があり、普通の人々が暮らしている──。

あなたはガザ地区と聞いたら、どんな場所をイメージするだろうか?「世界で最も危険な場所」「紛争地」「ミサイル」「戦車」など危険な戦争のイメージを思い浮かべるのではないだろうか?そんなあなたはこの映画で全く違うガザの一面を発見することだろう。穏やかで美しい地中海に面しているガザの気候は温暖で、花やイチゴの名産地。若者たちはサーフィンに興じ、ビーチには老若男女が訪れる。海辺のカフェの飛び切りハイテンションな店主に朝会えば、間違いなく誰もが幸せな一日を過ごせるはずだ。他にもタクシー内で歌う人々やあふれる想いを叫ぶ若いラッパーに、妻が3人、子どもが40人いる漁師のおじいちゃんなどが登場する。こんな個性豊かなガザの人々にきっと魅了されるに違いない。

「平和が欲しい。ただ普通に暮らしたい。」
しかし現実は過酷だ。東京23区の6割ぐらいの狭い場所にパレスチナ人約200万人が暮らすガザの住民の約7割が難民で貧困にあえいでいる。イスラエルはガザを壁で取り囲むのみならず、2007年以後は物資や人の移動も制限する封鎖政策を続けており、陸も海も空も自由が奪われたガザは「天井のない監獄」と呼ばれる。2014年と2018年の戦争では、多数の学校、病院、家屋、発電所などが破壊され、多くの命も失われるなど、ここには命の保証もない。それでも日常を力強く生きようとする人々がいる。19歳で現実逃避するためにチェロを奏でるカルマは海外留学して国際法や政治学を学びたいと考えている。14歳のアフマドの夢は大きな漁船の船長になり兄弟たちと一緒に漁に出ることだ。「欲しいのは平和と普通の生活」。ガザの人々は普通の暮らしを今日も夢見ている。

リモートトークショー
日 時|12/6(水)12:15の回上映後
登壇者|並木麻衣さん(日本国際ボランティアセンター)
※オンラインでの出演。スクリーンに映写します

- 開催終了 -

日 時|11/3(金祝)10:00の回上映後
登壇者|川上泰徳さん(中東ジャーナリスト)
※オンラインでの出演。スクリーンに映写します

- 開催終了 -

WEBチケットについて
上映期間
2023/11/3(金祝)~2023/12/17(日)

- 上映は終了しました -

料金
一般1,900円
シニア1,300円
専門・大学生1,000円
中学生・高校生1,000円
小学生以下700円
会員1,100円
★入場システム、サービスデー・その他割引