いまを生きるすべての子どもと
かつて子どもだった大人に贈る、
生きる力を育む大切な”じかん”
「ゆめパ」は子どもたちみんなの遊び場。約1万㎡の広大な敷地には、子どもたちの「やってみたい」がたくさん詰まっています。手作りの遊具で思いっきり遊ぶ子どもたち。一緒にどろんこになっている親子。くるくると踊る子。小さな子どもを連れた自主保育のグループ。ゆめパにはいつも子どもと子どもに関わる大人が集っています。 ゆめパの一角には「フリースペースえん」があり、学校に行っていない子どもたちが自分の「好き」をあたためています。安心して、ありのままの自分で過ごせる場所で、虫や鳥を観察したり、木工細工に熱中したり、ゴロゴロ休息したり。でも、時には学校や勉強のことが気になる子も…。新しい春を前に、一人の子が自身の将来を考え始め––––––。 子どもも大人もみんなが作り手となって生み出される「居場所の力」と、時に悩みながらも、自ら考え歩もうとする「子どもの力」を描き出したドキュメンタリー。
何をしてもいい。何もしなくてもいい。
きみは、きみのままでいい。
2020年度の日本の児童や生徒の自殺者数は初めて400人を超え、小中学生の不登校児はおよそ20万人となりました。社会環境の大きな変化に大人たちが戸惑い、不安を感じている時こそ必要となる”子どもの居場所”。本作の撮影中、2020年3月に新型コロナウイルスの感染拡大により全国の学校が一斉休校となった時もゆめパは子どもたちを受け入れ続けました。 家庭でもない、学校でもない、第3の子どもの居場所を公設民営で運営している先進的なモデルとして、全国の自治体から注目を集めるゆめパの日々を3年にわたり撮影したのは、『さとにきたらええやん』の重江良樹監督。プロデューサーは『さとにたらええやん』『隣る人』の大澤一生、音楽とナレーションをあたたかな声が魅力のシンガーソングライター・児玉奈央が務めています。 遊ぶこと、学ぶこと、休息すること、人と共にあること。その輝きも揺らぎも、子どもたちのかけがえのない“じかん”はきっと大人たちにも大切なものを思い起こさせてくれることでしょう。
トークショー/舞台挨拶
日 時|7/23(土) 13:40の回上映後 トークショー
登壇者|西野博之さん(認定NPO法人フリースペースたまりば理事長)、荘保共子さん(認定NPO法人こどもの里理事長)、重江良樹 監督
- 開催終了しました -
日 時|7/24(日) 15:35の回上映後 トークショー
登壇者|村上靖彦さん(大阪大学 人間科学研究科 教授)、重江良樹 監督
- 開催終了しました -
日 時|7/25(月) 12:00の回上映後 舞台挨拶
登壇者|重江良樹 監督
- 開催終了しました -
日 時|7/26(火) 12:00の回上映後 トークショー
登壇者|浜田進士さん(子ども権利条約総合研究所副代表・関西事務所所長/自立援助ホームあらんの家・ミモザの家統括施設長)、重江良樹 監督
- 開催終了しました -
日 時|7/27(水) 12:00の回上映後 トークショー
登壇者|肥下彰男さん(大阪府立西成高校教員)、重江良樹 監督
- 開催終了しました -
日 時|7/28(木) 12:00の回上映後 トークショー
登壇者|根岸基子さん(フリーランスプレイワーカー/もと羽根木プレーパーク・烏山プレーパーク/日本冒険遊び場づくり協会地域運営委員)、重江良樹 監督
- 開催終了しました -
※関連上映 同ビル5階シアターセブンにて
さとにきたらええやん
2015年 / 日本 / 100分
人情が色濃く残る街の人々の奮闘を描く、涙と笑いあふれるドキュメンタリー大阪市西成区釜ヶ崎。"日雇い労働者の街"と呼ばれてきたこの地で38年にわたり取り組みを続ける「こどもの里」。"さと"と呼ばれるこの場所は、障がいの有無や国籍の違いに関わらず、0歳からおおむね20歳までの子どもが無料で利用することができます。学校帰りに遊びに来る子、一時的に宿泊する子、様々な事情から親元を離れている子、そして親や大人たちも休息できる場として、それぞれの家庭の事情に寄り添いながら、地域の貴重な集い場として在り続けてきました。
本作では「こどもの里」を舞台に、時に悩み、立ち止まりながらも全力で生きる子どもたちと、彼らに全力で向き合う職員や大人たちに密着。子どもたちの繊細な心の揺れ動きを丹念に見つめ、子どもも大人も抱える「しんどさ」と、関わり向き合いながらともに立ち向かう姿を追いました。
監督:重江良樹|音楽:SHINGO★西成
公式サイト:http://www.sato-eeyan.com/
上映時間は こちら
上映日
2022/7/23(土)~2022/8/19(金) |
- 上映は終了しました -