2020年 / 日本 / 214分 / T-artist 配給
監督坪川拓史
出演大杉 漣、大塚寧々、香川京子、水橋研二
霧の街の小さな自画像~七つの記憶の物語
北海道室蘭市の美しい風景とともに失われていく街の記憶をめぐる物語を、7話連作形式で描いた作品。タイトルの「モルエラニ」は、北海道の先住民族であるアイヌの言葉で「小さな坂道をおりた所」という意味で、室蘭の語源のひとつとされている。街で出会った人びとから聞いた実話をベースに、5年の歳月をかけて撮影。第1話・冬の章「青いロウソクと人魚」、第2話・春の章「名残りの花」、第3話・夏の章「しずかな空」、第4話・晩夏の章「Via Dolorosa」、第5話・秋の章「名前のない小さな木」、第6話・晩夏の章「煙の追憶」、第7話・冬の章「冬の虫と夏の草」の7つの物語から構成され、地方都市に生きる人びとの姿が優しいまなざしで描かれる。大杉漣、大塚寧々、香川京子、小松政夫、水橋研二、菜葉菜らのほか、室蘭の地元の人びともキャストやスタッフで多数参加している。監督、脚本、音楽は長編デビュー作「美式天然」で第23回トリノ国際映画祭グランプリと最優秀観客賞を受賞し、東京から室蘭へと移住した坪川拓史。
春夏秋冬の美しい風景、ノスタルジックな映像、子どもたちの歌声、消えゆく建物・・・この七つの章に描かれる物語に心ゆくまで浸ってほしい。
- 開催終了しました -
いま、映画作家たちは社会や人生において何を感じ、どんな決意や思索を込めて映画を作っているのだろう?
いや、そんな大袈裟じゃなくても、その監督ならではの映画作りの秘密や苦労話を伺いたい!
数々の映画作家や批評家を招いて体験講座を行ってきた「七ノ學校」が、コロナ禍に対応してオンラインによる監督インタビューに形を変えて開催。
今回は、7月3日から第七藝術劇場で公開される『モルエラニの霧の中』の坪川拓史監督が登場。
7話連作方式、3時間35分の大作を熱意で撮りあげた監督に、映画をこれから観る皆さまに向け、様々な視点から語っていただきます。
長編デビュー作『美式天然』で第23回トリノ国際映画祭グランプリと最優秀観客賞を受賞後、東京から室蘭へと移住した坪川監督は、室蘭の人々から聞いたエピソードを元に本作の脚本を執筆。2014年、市民有志と共に資金を集め、度重なる撮影中断を乗り越えて、2018年に全編の撮影が終了しました。
そんな大作『モルエラニの霧の中』の公開直前に、約1時間、坪川監督にお話を伺います。
2021/7/3(土)~2021/4/16(金) |
- 上映は終了しました -
一般 | 2,000円 |
シニア | 1,500円 |
専門・大学生 | 1,500円 |
高校生以下 | 1,000円 |
会員 | 1,500円 |
障がい者割引 | 1,500円 |
サービスデーまたは 通常1,100円の割引チケット | 1,500円 |
通常お二人で2,200円の割引チケット | 3,000円 |
※他館提携割引適用外
※劇場招待券・サポート鑑賞券・ミニシアターエイド未来チケットは使用不可