2020年 / ドイツ / 94分 / GAGA 配給
出演ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス、ズービン・メータ
奇跡のコンサート 友情とサッカー愛の融合
1990年7月7日土曜日、イタリア ローマ。1980年に世界遺産に登録されたカラカラ浴場は万雷の拍手が鳴り響いていた。6,000人の観客の拍手は、ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス、そして指揮者ズービン・メータ率いるフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、ローマ国立歌劇場管弦楽団に送られていた。その日は、6月8日からイタリアで開催されていた第14回FIFAワールドカップ、西ドイツ(その年10月3日に東ドイツと再統一)とアルゼンチンの決勝戦(7月8日ローマ)の前日であり、イタリアだけでなく世界がサッカー熱に沸いていた。コンサート当日は、3位決定戦でイタリアがイングランドに勝利、舞台に立つ3人とともに観客が歓喜したことは言うまでもない。
パヴァロッティ、ドミンゴ、カレーラスの三大テノールが、ライバル同士でもありながら、この決勝戦前夜祭としてコンサートを開催することになったのは、3人のサッカー愛とそして、1987年に白血病と診断されたホセ・カレーラスが闘病の末復活したことを歓迎するためだった。事実、パヴァロッティとドミンゴは、FIFAワールドカップの開会式で共に歌唱し、コンサートの収益の一部は白血病の研究と、骨髄提供者の登録支援事業に財政的支援をするホセ・カレーラス国際白血病財団へ寄付された。
当日のコンサートはイタリア放送協会(RAI)が手掛け、世界8億人が視聴、“三大テノールコンサート”のレコードは、3日間で50万枚、1か月後には300万枚、そしてクラシック界最大の1,600万枚のベストセラーとなった。このコンサートの影響は世界中に広がり、“三大テノール”の活躍がはじまった。
2021/2/20(土)~2021/3/26(金) |
- 上映は終了しました -
一般 | 1,800円 |
シニア | 1,100円 |
専門・大学生 | 1,500円 |
中学生・高校生 | 1,000円 |
小学生以下 | 700円 |
会員 | 1,000円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |