ジョン・カサヴェテス レトロスペクティブ
日本最終上映
『アメリカの影』
『フェイシズ』
『 こわれゆく女』
『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』
『 オープニング・ナイト』

公式サイトhttp://www.zaziefilms.com/cassavetes/

アメリカの影
(1959年/アメリカ/82分)

マンハッタンに暮らす若者たちのありのままの姿を描いた、カサヴェテスのデビュー作にして、のちの映像作家たちに大きな影響を与えたインディペンデント映画の金字塔。シナリオなしの即興演出で、俳優たちの揺れ動く感情を見事に捉え、映画の新たな方向性を確立した。

フェイシズ
(1968年/アメリカ/130分)

関係の破綻した中流アメリカ人夫婦の36時間を描く。男女の愛の葛藤を描いたカサヴェテス一連の作品の原点。オスカー3部門でノミネートという成果を挙げ、ハリウッドにその存在を認知させた革命的傑作。ヴェネチア国際映画祭最優秀主演男優賞、最優秀監督賞。アカデミー賞最優秀助演男優賞、助演女優賞、脚本賞ノミネート。

こわれゆく女
(1975年/アメリカ/147分)

精神のバランスを崩した妻と、土木工事の現場監督を務める夫。壊れかけそうな家庭を繋ぎとめようとする夫婦愛を描いたカサヴェテスの代表作の一つ。脚本はジーナ・ローランズ主演の戯曲として執筆された。ゴールデングローブ賞最優秀女優賞(ドラマ)受賞。アカデミー賞最優秀主演女優賞、監督賞ノミネート。

チャイニーズ・ブッキーを殺した男
(1976年/アメリカ/134分)

暗黒街のマフィア、ストリッパー、ナイトクラブ、犯罪。フィルム・ノワール的なテーマを持つカサヴェテス作品の中でも特異な1本。2012年2月に逝去したベン・ギャザラが、巨額の借金を背負いこみ事件に巻き込まれていく場末のクラブのオーナー、コズモを見事に演じ、圧倒的な存在感を示す。

オープニング・ナイト
(1977年/アメリカ/144分)

一人の有名舞台女優を通して、人が“老い”を自覚し始めた時に感じる焦燥や不安を描いた作品。本作でベルリン国際映画祭主演女優賞を受賞したジーナ・ローランズの演技は必見。カサヴェテス作品の中で本作が唯一「夫婦役」として共演している。ベルリン国際映画祭主演女優賞受賞。

WEBチケットについて
上映は終了しました
上映日
2020/12/12(土)~12/30(水)

- 上映は終了しました -

料金
一般1,500円
シニア1,100円
専門・大学生1,200円
中学生・高校生1,000円
小学生以下700円
会員1,000円
★入場システム、サービスデー・その他割引

※劇場招待券使用不可
※スタンプ押印は各館のみ