歌は何処から来て、何処へ行くのか
人は何処から来て、何処へ行くのか・・・
ハイな!生きることは歌うこと。
ゆめみたか〜愛は歌 田川律〜
田川さんは評論家、舞台監督、賄い人、編み物をする人、学校の先生…で、「ちゃんと説明するには一日かかる、自分でもよく分からない。」と答えが返って来るような、そんな人だ。
とにかく歌が大好きで、歌の周辺をウロウロしているけったいなおっちゃん、その田川さんが、70才を越える頃から「こうなったら自分で歌うでぇ〜!!」と声を上げはじめた。
「私はオンチです。必死に歌っても音程が外れる。でもしゃあない…」
クラシックから唱歌、フォーク、ロック、シャンソン、春歌、わけのわからない替え歌、もう歌のオモチャ箱をひっくり返したような大騒ぎだ。その田川さんと歌達の旅を、カメラとマイクがウロウロついて回った。気がついたら4年の歳月が流れていた。
塩とこしょうを振りかけたような声で、眼をつむりまるで読経のように歌う田川さんに惚れちまった私達・・・
「有名でも何でもないワイみたいなジジイ撮ってどないすんの?」と本人は言うし、まわりの仲間もフィルムの無駄だから止めたほうがいいと言う。
こんなことで映画など出来るわけがない・・・と。
しかし、出来てしまったんですねぇ、それも飛びっきりオモロイ奴が。
「ゆめみたか、おーいゆめみたか?」撮影中の田川さんの呟きを編集中に見つけて、タイトルにしてみた。
(2008年/日本/86分/いせFILM)
 
伊勢真一
田川律、大塚まさじ、吉村安見子、高橋悠治、斎藤晴彦、ハンバートハンバート、中川五郎、藤縄てつや、福岡風太、阿部登、「春一番」の仲間達、西村信子、「ぴぐれっと」のみんな他
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