カスリコ
カスリコ
盆で落といた銭は、盆で拾いや
2018年/日本/114分/PG12/シネムーブ、太秦 配給
(c)2018 珠出版
監督 高P將嗣
出演 石橋保、宅麻伸、中村育二、山根和馬、鎌倉太郎、金児憲史、高橋かおり、高橋長英、小市慢太郎、西山浩司、他
前売券 1,400円 【公開初日前日まで販売】
料金
(当日)
一般 1,800円/専門・大学生 1,500円
シニア 1,100円/中学・高校生 1,000円
会員料金1,000円 ★ナナゲイ会員新規ご入会随時受付
公式サイト http://kasuriko.com/index.php
「賭博の終着駅」と言われる“手本引き”に翻弄される人々、人生の哀歓を描いた物語。
昭和40年代、土佐。賭博「手本引き」にのめり込み破滅した岡田吾一(石橋保)は、高知一と言われた自身の料理屋を手放し、妻子を妻の故郷に帰し、途方に暮れていた。家も金もなく、空腹に耐えかねて神社で項垂れていると、一本筋の通ったヤクザ 荒木五郎(宅麻伸)が現れ、「カスリコ」の仕事を紹介するという。カスリコとは、賭場で客の世話や使い走りをして、僅かなご祝儀をめぐんでもらう下仕事だ。行き場のない吾一は、かつて自身が客として入り浸った賭場に、立場を変えてカスリコとして再び出向くことにする。
が、常連客であるコバケンの引き立てや、商売人の才覚もあり、少しずつカスリを増やしていく。ところがある日、コバケンが自殺したことを知る。コバケンは、賭博で抱えた巨額の借金で追い詰められていたのだという。吾一は大きくショックを受けるが、実は、こういった賭場客の地獄を近くで見ることこそ、賭博から足を洗うのに必要だ、という荒木の考えがあったことを知る。

三年の歳月が流れ、すっかり賭博をやめた吾一だったが、かつて激しい勝負をした伝説の賭博師・寺田源三(高橋長英)が現れ、すっかり忘れていた「手本引き」への思いを揺さぶられる。そんな頃、荒木が組同士の抗争の始末で刑務所に入ったことを知り差し入れをすると、荒木から再び店を始めるよう勧められた。荒木の思いに応えたい吾一は、開店準備を始める。
ところが、カスリコ仲間である金田の母親が重病であることを知り、開店準備のために貯めていた金を金田に渡してしまう。開店は先延ばしかと思われたとき、吾一の元に金融業者が現れ、破格の条件で金を貸すと言う。実は荒木の温情だったことを知り、いたく感心した吾一は、再び開店準備に取り掛かる。ようやく再起の道が見え、妻子にも報告の手紙を寄越すと、妻は涙を流して夫の無事を喜んだ。 ところが、そんな吾一に、再び思いもよらぬ事態が訪れてしまう…。 吾一は、どん底の己の人生に勝つため、最後の大勝負に挑む―。