ルイ14世の死
ルイ14世の死
La mort de Louis XIV
時空を超える異才が描く
偉大なる“太陽王”の豪奢で陳腐な死。
★2016 ジャン・ヴィゴ賞
★2017 リュミエール賞 最優秀男優賞・最優秀撮影賞
★2016 カンヌ国際映画祭 特別招待作品
2016年/フランス、ポルトガル、スペイン/115分/ムヴィオラ 配給
©CAPRICCI FILMS,ROSA FILMES,ANDERCRAUN FILMS,BOBI LUX 2016
監督 アルベール・セラ
出演 ジャン=ピエール・レオ、パトリック・ダスマサオ、マルク・スジーニ、イレーヌ・シルヴァーニ
前売券 1,500円 【公開初日前日まで販売】
料金
(当日)
一般 1,800円/専門・大学生 1,500円
シニア 1,100円/中学・高校生 1,000円
会員料金1,000円 ★ナナゲイ会員新規ご入会随時受付
公式サイト http://www.moviola.jp/louis14/
かのヴェルサイユ宮殿を建造し、“太陽王”と呼ばれたルイ14世。
その死の床の数週間を子細に描いた、その果ての感嘆!
ルイ14世の苦しみは1715年8月9日に始まり、9月1日に終わった。その死は、72年に及ぶ、フランスの歴史において最も長い治世の終わりを意味した。代々の医師による公式記録「王の健康日誌(Le Journal de la Sante du Roi)」には、ルイ14世の健康は不安定で何度も死にかけた事があると明らかにしている。5歳の頃には梅毒によって、35歳では悪性の発熱によって、45歳では瘻(ろう)によって、70歳では壊疽を伴う糖尿病の合併症によって。1715年8月、ルイ14世はまもなく77歳となろうとしていた。そしてその体には、心不整脈から引き起こされた左脚の塞栓症によって壊疽がはじまろうとしていた。
異才アルベール・セラとジャン=ピエール・レオの大胆不敵な挑戦。
風車の出てこないドン・キホーテ物語『騎士の名誉』(2006カンヌ国際映画祭監督週間)やカサノヴァとドラキュラが出会う『私の死の物語』(2013ロカルノ国際映画祭グランプリ)などで世界を呆然とさせてきたカタルーニャ出身のアルベール・セラ監督。
その驚くべき作品が、ついに日本で劇場初公開です。“太陽王”と呼ばれ、豪奢を尽くしてベルサイユ宮殿をつくったルイ14世には、ヌーヴェルヴァーグの申し子ジャン=ピエール・レオ。どんなルイ14世を演じるのかと思いきや、左足の壊疽から死に向かう王は、ほぼベッドの上。セラ監督は、宮廷の生活をつぶさに記録したサン=シモン公の「回想録」と廷臣ダンジョーの「覚え書き,別名ルイ14世宮廷日誌」をもとに、王の死を、ロウソクの火が照らしだす絢爛たる美術や衣装で描くとともに、食欲も失せた王がビスケットを口にしただけで「ブラヴォー!」と叫ぶ貴族の陳腐さを映します。18世紀の王の死を、おそるべき現代性で捉えた、この大胆な時空を超える傑作をぜひご覧ください。