ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国から棄てられた民が国に問いただす――
ウチらの命、なんぼなん?
★2017 年 釜山国際映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞 受賞
★2017 年 山形国際ドキュメンタリー映画祭 市民賞 受賞
★2017 年 東京フィルメックス 観客賞 受賞
2017年/日本/215分/太秦 配給
©疾走プロダクション
監督 原一男
製作 小林佐智子
前売券 1,800円 【公開初日前日まで販売】
料金
(当日)
未定
公式サイト http://docudocu.jp/ishiwata
『ゆきゆきて、神軍』から31 年、ドキュメンタリーの鬼才・原一男が挑んだ
「大阪・泉南アスベスト国賠訴訟」、8 年間の全記録
初めて国に勝った泉南の一握りの原告たち
しかし、勝っても勝っても地裁、高裁、最高裁へと国は逃げ続ける
あまりにも優しすぎる原告たち
「なぜもっと怒らないのか!」原一男の檄が飛ぶ
圧巻の215 分から目をそらさず、泉南の叫びを聞き逃すなかれ!
2006 年、大阪・泉南地域の石綿(アスベスト)工場の元労働者とその家族が、損害賠償を求め国を訴えた。明治の終わりから石綿産業で栄えた泉南は、最盛期は200 以上の工場が密集し「石綿村」と呼ばれていた。石綿は肺に吸い込むと、長い潜伏期間の末、肺ガンや中皮腫を発症する。国は70 年前から調査を行い、健康被害を把握していたにもかかわらず、経済発展を優先し規制や対策を怠った。その結果、原告の多くは肺を患い、発症という“静かな時限爆弾”の爆発に怯え暮らしていた。
原は弁護団の活動や、自らも石綿工場を経営していた「市民の会」の柚岡一禎の調査に同行し、裁判闘争や原告らの人間模様を8 年にわたって記録する。原告の多くは地方出身者や在日朝鮮人であり、劣悪な労働条件の下、対策も知らされぬまま身ひとつで働いていた。
裁判に勝って、ささやかな幸せを願う原告たち。しかし国は控訴を繰り返し、長引く裁判は彼らの身体を確実に蝕んでいく……

『ゆきゆきて、神軍』から31 年。全世界が待望した原一男監督の最新作『ニッポン国VS泉南石綿村』は完成するやいなや、世界中の映画祭から上映のオファーが相次ぎ、いち早く上映された釜山国際映画祭と山形国際ドキュメンタリー映画祭では、それぞれ最優秀ドキュメンタリー賞と市民賞を受賞し、その評価が高まっている。