ひかりのたび
ひかりのたび
故郷に背く父、
私は生きる、
この土地を
2017年/日本/91分/モノクロ/太秦 配給
©2017「ひかりのたび」製作委員会
監督
脚本
澤田サンダー
出演 志田彩良、高川裕也、山田真歩、浜田 晃、瑛蓮、杉山ひこひこ、萩原利久、鳴神綾香
料金
(当日)
一般 1,800円/専門・大学生 1,500円
シニア 1,100円/中学・高校生 1,000円
会員料金1,000円 ★ナナゲイ会員新規ご入会随時受付
公式サイト http://hikarinotabi.com/
人間の命にはまぎれもなく”価格”が付いている――
それに気付いた僅かな人間たちによって、
世の中は、静かに、大きく動かされてきたのではないか
とある地方都市に冷酷非情なやり方で成り上がった不動産ブローカーの男がいた。高校三年生の娘は父親が荒らしたこの町に愛着を持っている。表立たずに暗躍し町にとって異分子である男と、男の裏の顔に気付きながらも共に暮らす娘。父娘の交差する思いは紆余曲折しながらも結びついていく。
不動産売買というテーマを巡ってモノの価値、さらには人間の本質的な真価を冷静に見極める怖さと危うさを描いた本作。“優しさ”と“怖さ”を兼ね備えた「金(マネー)」の原点を顧み、幸福を覆う不道徳の在り方を提示する。同時に利己主義ゆえ外の世界を見据える人間と、愛着や義務感から地元・ローカルを意識せざるをえない人間の対話にもなっている。 あえてカラーを排したモノクロームの丹念な演出によって未来や過去、現実や空想ともつかない曖昧で不確かな映像世界をエモーショナルに映し出す。
10年ほど前から中国資本による日本への不動産投資の話題を耳にする。とくに北海道の水源地を含んだ森林の買収が目立ち、目的は投資、居住、別荘など様々だという。
この事実は顕在化されずじわじわと浸食されていくような恐ろしさがある。物語は一瞬の判断で死を悪用することを思いつき、その町における「目立たないが大きな影響力」を持つに至った、“故郷”を裏切り続ける男と、失われた“郷里”に焦がれる娘の二つの軸で構成される。
ヒロイン・志田彩良 ネクストブレイク女優の瑞々しい演技
個性溢れる俳優陣、スタッフが伊参に集結
本作にて長編映画初主演を果たしたのは、宮崎あおい、長澤まさみ、夏帆など多くの女優を輩出してきたティーンファッション誌「ピチレモン」の専属モデルを務めた期待の新鋭・志田彩良。圧倒的な透明感と瑞々しさたっぷりに悪の一面を持つ父に寄り添うヒロイン・奈々を演じる。『サルビア』(14)、『わたしのまち』(15)『キスは命がけ!』(16)などで注目を集めた彼女の満を持しての長編初主演。父との関係や進路に悩みながらも、町に留まることを決意する等身大の女子高生役に挑戦した。
父親の植田役はテレビ東京系「カンブリア宮殿」のナレーションでおなじみの高川裕也。『ソロモンの偽証』では問題児の父親を演じたバイプレーヤーが、裏がありつつも礼儀正しく誠実で奇妙な男を見事に体現している。
脇を固める俳優陣には、「花子とアン」ではクセのある女流作家役、主演作『アレノ』で高く評価され第30回高崎映画祭最優秀主演女優賞を受賞、讀賣テレビ系列にて放送されたバカリズム原作・脚本のドラマ「架空OL日記」出演の山田真歩が幼い息子を失い町を出る母親を繊細に演じた。『シン・ゴジラ』出演のベテラン・浜田晃が植田を良く思わない前町長役を務め、作品に重厚感をもたらせている。さらに宮藤官九郎作品に多数出演の瑛蓮、『暗殺教室』『ちはやふる』など話題作に出演し今後の活躍が期待される萩原利久が名を連ねた。音楽はアイドルグループ「乃木坂46」の映像作品をプロデュースする狩生健志が担当し、個性豊かに作品を彩る。
舞台挨拶
11/25(土)上映後 舞台挨拶予定
<登壇者>
澤田サンダー監督、高川裕也さん
※当日 本作をご鑑賞の方のみ対象です