貌斬り KAOKIRI
〜戯曲「スタニスラフスキー探偵団」より〜
役者やめますか?それとも人間やめますか?
2015年/日本/143分/マコトヤ 配給
(c)2015 Tatsuoki Hosono / Keiko Kusakabe / Tadahito Sugiyama / Office Keel

細野辰興
草野康太、山田キヌヲ、和田光沙 ほか
1,500円 【公開初日前日まで販売】
一般 1,800円/専門・大学生 1,500円
シニア 1,100円/中学・高校生 1,000円
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人は”あなた”という役を 降りることはできない。
『シャブ極道』『竜二Forever』の細野辰興監督10作目。プロデューサーとしても参加した細野が、日本映画史上最大のスキャンダルにインスピレーションを得、まず仕掛けたのは、多重構造のメタシネマというとてつもない実験。圧倒的な知識と社会批判を空前絶後のセリフに収めて吐き出す俳優たちの演技。映画『貌斬り KAOKIRI』は、監督が作りたい映画を作れない、人が生きたいように生きられない、そんな日本のいまを赤裸々にあぶり出す。細野ならではの映画愛と人間愛に彩られたエンタテインメント映画である。第41回湯布院映画祭特別試写部門上映、賞賛と感嘆の声は止むことなく続いた。

演じるのは、映画という枠を超えて集まったいま最もおもしろい人間たち。
草野康太演じる緒形が演じる映画監督の滑稽、山田キヌヲ演じる南千草が演じる元女優のプロデューサーの深淵を軸に、体当たりスラップスティックで人気急上昇の和田光沙、劇団主宰・映画監督かつ現役大学生のリアルなゆとりぶり金子鈴幸、ナレーターが本業の向山智成、本作に登場する舞台で急成長をとげた森谷勇太、管理栄養士でもある森川千有、音楽とのコラボが多い南久松真奈、ミス東スポ2017候補生で女子プロレスラーの日里麻美、日本の大衆文化チンドンを世界に広めつつ劇団も主宰する嶋崎靖。そして、福島の『今』を10年間記録するドキュメンタリーに出演を続ける福島出身の女優・佐藤みゆき、「後から前から」の大ヒット歌手・畑中葉子、映画界だけでなくテレビでもひっぱりだこの木下ほうからが、スクリーンから観客の心めがけて飛びだしてくる。

【STORY】
大入り満員の千秋楽。開演間近の楽屋は混乱していた。助監督見習い役の俳優が逃走、主演女優は降板したいと言い出した。「演じることが怖い」と。絶世の美男俳優・長谷川一夫の顔斬り事件をモチーフにした映画の脚本会議で七転八倒する監督をはじめとするスタッフたちはスタニスラフスキーメソッドを使ってリアルな仮説を導きだすことに…果たして映画化は実現するのか、という舞台。果たして舞台は幕を降ろすことができるのか…。

【メモ】
長谷川一夫(林長二郎)顔斬り事件とは、美男で評判だった林長二郎がスタジオから帰るところを二枚重ねのカミソリで頬を斬られ、日本中が騒然となった1937年の事件。犯人は捕まったというものの、松竹下賀茂撮影所所属のトップ・スターが引き抜かれた東宝での第一作の撮影中の夜に起こったこの事件はさまざまな憶測をよび、また長二郎自身が事件の背後関係を追わないように頼むなど、不可解な部分が残ったまま今日に至っている。

1/28(土)14:15回
草野康太さん 舞台挨拶予定

2/4(土)18:00回
細野辰興監督 舞台挨拶予定
※当日本作ご鑑賞の方のみ対象

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