秋の理由
ぼくはまだ黒い芯をたかぶらせている。
2016年/日本/88分/渋谷プロダクション 配給
(c)2016「秋の理由」製作委員会

福間健二
伊藤洋三郎、佐野和宏、趣里、寺島しのぶ ほか
<< クリック
ひとりで生きていない。
でも、ひとりで生きている自分もいる。
そうだよね、宮本さん!

宮本守は本の編集者。友人の村岡正夫は作家。代表作『秋の理由』以降、小説を発表していない。精神的な不調から声が出なくなり、筆談器を使っている。宮本は村岡の才能を信じ、彼の新作を出すことを願っている。そして実は、村岡の妻美咲のことが好きなのである。宮本の前に『秋の理由』を何回も読んだというミクがあらわれる。ミクは『秋の理由』のヒロインに似ていて、宮本の心を読むことができる。宮本は美咲への思いをはっきりと自覚する。その一方で、美咲と村岡の関係は険悪になっている……。

編集者の宮本役には、石井隆監督の一連の作品や『百円の恋』などに出演している伊藤洋三郎。作家の村岡役には、今年18年ぶりの監督作『バット・オ ンリー・ラヴ』で話題になった佐野和宏。ヒロインのミク役には、舞台のみならず映画『おとぎ話みたい』などで実力を伸ばしている趣里。そして村岡の妻美咲を演じるのは、数多くの名作に出演している寺島しのぶ。原作は、2000年に出版された福間健二の同題の詩集。そのなかにある詩のフレーズが、生きることとこの世界への問いかけとなって、人物たちを動かしていく。どこかでだれかが泣いている悲しい秋。しかし、それに負けない美しい光を映画『秋の理由』はとらえている。

12月17日 舞台挨拶レポートUP!→こちら

Sorry Japanese Only. Copyright (C) 2002-2017 The Seventh Art Theater. All rights reserved.
第七藝術劇場Webサイトの画像、文章の転載は禁止しております。