『ふたりの旅路』


桃井かおり×イッセー尾形という
ひさびさの超豪華共演を見られるだけでも
うれしい気持ち。
ほかに大好きな木内みどりさんと
石倉三郎さんも出演されてるし!

突然前触れもなく
愛を無くした喪失感は
自分の殻に閉じこもる理由に
十分すぎる。
それでも生きるために
ごはんを食べる。

着物ショー出演のために
訪れたラトビア。
震災で行方不明になった夫と
不思議な再会を果たす。
そしてはじまる
大人のおとぎ話。

さらにラトビア出身の監督だから見える
美しい情景の数々、食事、建物や人、言葉。
まるでスクリーンの中に2人といっしょに
旅している気分に浸れるのでした。

ちなみに
初めて見るラトビアの首都リガは
世界遺産に登録されている。
そして兵庫県神戸市と姉妹都市。


(まつおかたかこ)


ただいま上映中!
マーリス・マルティンソーンス
桃井かおり、イッセー尾形 ほか
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『ろくでなし』


渋谷はいろんな人たちが
集まっていて
実際こんなことが普通に
起きていそうな気がする。
純粋で真っ直ぐすぎて不器用で
面倒なことがきらいで
解決する方法が非現実的
普通の尺度があまりにも
人ぞれぞれ過ぎるけど
それらすべて受け入れてしまう
不思議な場所。

渋谷の街にたどり着いた流れ者
「一真」の強い目力の印象深さから
ぐいーっと映画に引き込まれ
あとはもう、瞬く間に時間が過ぎる
ものすごくおもしろい映画。
暴力的な映画は苦手だし
吐き気がする場面もあったけど
この作品からあふれるパワーと
独特なスピード感がすごく好き。
スタッフの顔ぶれからも
おもしろくならないわけがない。
キャストみんなが魅力的だし特に
大和田獏氏の怪演が本気で気持ち悪くて
すごく素敵。


tacaco matsuoka studio


8/12より公開
奥田庸介
大西信満、渋川清彦、遠藤祐美 ほか
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『世界にひとつの金メダル』


フランスが産んだ気むずかしいけれど才能のある名馬と
幼い頃から父親と二人三脚で障害飛越競技に生活のほとんどを捧げてきた
元弁護士のライダー(馬に乗る選手のことをこうよぶんですね)が
オリンピック金メダルに挑む実話を元にした物語。

一度はあきらめた夢を追いかけるために
安定を捨てて走り出せたのは
自分の決断はもちろんだけど
家族の応援と大きな愛、環境あってのこと。
自分の意思を棚に上げて
誰かのせいにして逃げることが出来るのも
周辺の愛に見守られてられるから。
色々なハプニングに見舞われながら挑んだ
オリンピックまでの過程は
いつかの自分と置き換えて
見られるかもしれないよ。
莫大な制作費をかけて再現した
ロサンゼルスとソウルオリンピックの再現も見応えあり。


tacaco matsuoka studio


ただいま上映中!
クリスチャン・デュゲイ
ギョーム・カネ、マリナ・ハンズ、ダニエル・オートゥイユ ほか
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『トトとふたりの姉』


ルーマニアの首都ブカレストのボロアパートに
アナ17歳とアンドレア14歳の姉と10歳のトトは暮らしている。
水道も料理をしたりお湯を沸かすコンロもない。
母は麻薬売買の罪で刑務所に服役中、父親のことは顔さえ知らない。

彼らの小さなワンルームは
夜になると注射器片手に集まってくる
男たちのたまり場になる。
部屋にある唯一のソファベッドで
腕や首に注射器を刺す男たちの隙間で眠るトト。
絶望に負けてしまうアナ、
何とかこの状況を変えたいアンドレア・・・・。

自分で動き出せば
未来につながる
出会いに導いてくれる

家族ってなんだろうとか、
過酷な状況でも未来を見続ける
強い気持ちとか、
誰かの発する何気ない
本人にとっては当たり前の言葉が
人生に大きく影響してることがあるとか
生きていることで出会う普遍的なことを
もの凄くいろんな事考えさせられちゃった。

tacaco matsuoka studio


上映終了いたしました
アレクサンダー・ナナウ
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『恋愛奇譚集』


台湾から福島県天栄村の高校へ
交換留学でやってきた女の子は
まだまだ日本語が上手く話せなくて
ステイ先の酒蔵三代目とも
すでに彼女持ちのクラスに気になる男の子とも
上手くコミュニケーションが取れない。
たくさん話したいことはあるのに・・・・。
そんなある日田んぼの真ん中で
赤いコートの女性とと出会う。

福島・天栄村のあまりにも美しい緑色に
映画を観ながら深呼吸したし、
あの場所にめちゃくちゃ行きたくなったよ。

たぶんこの世界の誰もが持っている
誰かに説明することが難しい
さみしさや悲しみは
普段の生活のすぐ近くに留まっている。
触れればいつも涙が出るけれど
人や自然の優しさに触れたり
まだ見たことのない情景を
思い描いたりしながら
少しだけ先に進むための希望をもらう。

もう二度と会えない
あなたといっしょに
わたしたちはまだ先に
進んでいくのです。


上映終了いたしました
倉本雷大
ヤオ・アイニン、和田聰宏、内田慈 ほか
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『シンクロナイザー』


孤独に続ける研究者と
そんな彼を見守る同僚。

その研究とは
人間と動物の脳波を同期させると
どういうことが起きるかという
想像すると恐怖さえ感じる
もちろん無許可の研究。

いつしか2人で共同研究をするようになり、
同僚はこの研究が
脳機能障害を改善する可能性に気がつく。
研究者は認知症の母の
治療できるかもしれないと希望を抱く。

この内容だけでも
十分おもしろそうですが
ここに恋愛、親子愛
その研究がもたらす結果
さらに独特な雰囲気の俳優陣と演出などなど
観る前の期待を想像以上に
高い満足度で裏切ってくれる
素晴らしい作品ですよ。


上映終了いたしました
万田邦敏
万田祐介、宮本なつ、古川博巳 ほか
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『イノセント15』


それぞれに問題を抱えた
15歳の彼らの成長の過程は、
今15歳を生きる人にも
もうすでに随分前に通り過ぎた人にも
形の違う懐かしい感覚。
映画自身もさることながら
キャストがみんな魅力的で
引き込まれてしまったわ。
15歳。
遠い記憶。
泣くと思わなかったけど
なんだか泣けちゃった。

上映終了いたしました
甲斐博和
萩原利久、小川紗良、山本剛史 ほか
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『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ』


えーー!な戦略とわーー!な
だまし合いのアメリカ選挙の舞台裏に
愛と涙笑いと憎悪に包まれたリアル人間劇場がありました。
日本とはまたひと味違、アメリカの政治の世界を少しのぞいてみましょう。
性関係のスキャンダルはマスコミのネタとしては
人のいろんな感情を弄ぶには非常に優れているんだなきっと。
政治家とはいえただの人間なので
完璧を求めるのはかわいそうだと思うけど。

しかし、よくぞ撮らせたと思う!さすがアメリカ〜!
素晴らしくおもしろいドキュメンタリー。
彼らにとってはかなり不幸なことなので
笑っちゃだめなんだけど。
性癖は置いといて、(笑い)
仕事が出来るならそれでいい
と言うわけには行かないのが政治の世界なのかな。
そいうわけには行かないのは何でなんだろう。
政治の世界だけじゃないか。


上映終了いたしました
ジョシュ・クリーグマン、エリース・スタインバーグ
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『レミニセンティア』


日本映画史上初!
日本人の監督が完全ロシアロケで描くSF映画作品。

ロシア郊外で静かに暮らす
小説家のミハエルと娘ミラーニャ。
彼の不思議な力をたよりに悩める人々がやってくる。
彼は人の記憶を消す特殊な能力を持っていた。

見始めから気持ちがずっとざわざわ
そのままラストへ流れ込む。
生きていく上でつらい記憶は
消してしまいたいんだけど
それはそのつらい記憶に関わる
すべてをなくすことだから
たとえばその記憶に存在する人のことも
楽しい時間さえもなかったことになる。

ああああああぁぁぁぁ
悩むよね。
人はどんな真実を知りたがるくせに
それを知ったあと、自分がどうなるか考えない。

美しいCG映像とあまり見たことのない
ロシアのアーティスティックでどこか素朴なな景色や
可愛い色合いのインテリアや雑貨などなど、
映画としてストーリーだけでなく見所満載。

tacaco matsuoka studio


上映終了いたしました
井上雅貴
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『人生フルーツ』


なんだかんだ
悩めるすべての人たちに。

ある建築家が言いました。
「家は暮らしの宝石箱じゃないといけない。」
「長く生きるほど人生は美しくなる。」
「すべての答えは偉大なる自然の中ある。」

ある建築家と、彼曰く
世界一のガールフレンドこと、
奥様との当たり前の日常を
過去と現在と未来を織り交ぜて
淡々と撮っております。
その当たり前の生活が
あまりのもまぶしすぎて
きらきらでこつこつでたまりません。

生きることを
そんなにむずかしく
考えないで
目の前にある
小さなことから
少しずつ
こつこつ

わかっていても
体験したことがないと
この感じは
わからないと思うんだ
そんな人も
そうでない人も
いいことも
わるいことも
老いることも
すべて 逆らわず
受け入れられれば
なんだか楽しそうだなって
たくさんの生きるコツを
教えてもらえる作品

(まつおかたかこ)


ただいま上映中!
伏原健之
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『ホドロフスキーの虹泥棒』


この作品はカルト映画の巨匠
アレハンドロ・ホドロフスキー監督の
長編6作目にして初のメジャー作品で日本初公開。
今回は監督監修による
「ディレクターズ・カット版」!
(92分版・公開当時は87分)
飼い犬にしか興味のない大富豪とか
その遺産にしか興味のない親族、
とは少し違う、友達は犬だけ?な
風変わりな甥っ子
お金にしか興味のないコソ泥
その友達やだましたりだまされたりの仲間、街の人
娼婦の鏡みたいな、ナイスバディーで
くそ明るい女子、ネズミや犬など、動物たちなどなどなど
どの登場人(動)物たちも強烈に魅力的、
色彩も構図も美術も人々の表情も動きも
すべてにおいて観る人を虜にすること間違いない。
そして、映像美だけでなく、
お話も良く出来てて、
想像できなかったラスト約30分、
胸が熱くなった。

身体の色んな所の栄養になる
自分の状態でどこをどういう風に
切り取ってみても楽しめること間違いない。
こういう作品に出会うと
映画っておもしろいな〜って
奥深いな〜ってすごいな〜って
また映画のことをあらためて大好きになる。


tacaco matsuoka studio


上映終了いたしました
アレハンドロ・ホドロフスキー
ピーター・オトゥール、オマー・シャリーフ、クリストファー・リー ほか
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まつおかたかこさん プロフィール

雑誌、広告、CI、書籍の装丁、
アーティストとのコラボレーション
ライブペインティング、企業キャラクター作成
映画、料理にまつわる雑誌連載など、
幅広く活動中。FAXから始まり現在はメルマガになった
暴力絵日記「年刊マツオカ」創刊。

http://www.tacacom.net/
 


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