『幸せのありか』


マテウシュは生まれながら障害を持っていて
医師から「植物のような状態のまま生きることになる」と宣告される。
家族も医師も、みんなそう思い込んでいた。
でも、ほんとうは違う。
だれにも理解されないけど
たくさんの愛に支えられて
いつか来るその日を信じて生きる。

この映画を観ていると
思い込みってなんて恐ろしいことなんだろう
常識って全く無意味だと
思わずにいられない。
もっともっと想像力をフルに使って
毎日いろいろな出来事を捉えないと
気がつくまで時間がかかって
大変なことになる現実があるんだと
あらためて気づかされる。

すでにもう自分の周りで
そんなことが起きているのかもしれない。

五体満足でも
意思を言葉にする
声があっても
上手に生きていけない人が
この世界に大勢いる現実が
複雑な感情を生む。
涙が何で止まらないのか
すごく考えている自分がいた。

(まつおかたかこ)



※こちらの作品は当館での上映作品ではありません。
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『谷川さん、詩をひとつ作ってください。』


日本に住んでいると
谷川俊太郎さんの詩には
どこかで必ず出会っていると思う。

もやもやとした
穴の空いた気持ちを
彼が編み込んだことばの羅列が
ぴたりとはまり
すっきりとし
すべての理由を知り
さみしさや
よろこびのかたちを
受け入れなければならなかった
同じ言葉を扱っている国にいる
不思議体験

詩が出来るまで
言葉を紡ぐその作業のほんの一部を
映画という形を通じて見られたことを
この貴重な経験に感謝したい。


(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
杉本信昭
谷川俊太郎、渡部義弘、小泉結佳 ほか
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『イラク チグリスに浮かぶ平和


イラク戦争から11年。
開戦前から現地で取材し続けた
ジャーナリストが出会った
絶望と希望の間で生きるある家族の10年の記録。
撮る人も撮られる人も命がけだ。

普通に働いていて、外で遊んでいて
お買い物していて、お家にいて
突然爆弾が撃ち込まれて
それがテロなのか敵なのか味方なのか
仲間なのかだれがやったことのなのかわからない
戦争が終わった今も一日に何十も
遺体が運ばれてくる病院

全部同じ地球上今そこにある現実なのだ。

この記録は、ほんとうはない方がいいと思う。
ジャーナリストとこの家族の出会いが戦争でない方がよかったのに。
戦争がつなぐ出会いなんかなくならなければならない。

自分たちに何が出来るのか
この現実は知っておかなければならない
戦争は何の意味もないことを
知っておかなければならない。

(まつおかたかこ)



上映終了いたしました
綿井健陽
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『SHIFT 恋よりも強いミカタ


フィリピンの今を織り交ぜながら描かれた
叶わない恋をしてしまった女の子と、
恋とは違うけれど彼女をとても
必要な存在と思っている男の子の
映画が終わっても
その先がとても気になる
それはそれは切ないラブストーリー。
フィリピンの街の様子がすごく素敵で印象深い。

愛の形が
少し変化して
自分の想像してなかった
形にかわったとき
とまどいは
前に進むことを
自制する

恋愛に進展することのない人を好きになるって、
結婚してる人を好きになるようなもんだもんね。
(最近はそうでもないのか)

誰かを大事に思うことは性別を超える。
ワインみたいな人に出会いたい。
物語が進むにつれてどんどん切なくなる。
どんなに好きになっても先のない恋。
それでも会えるだけしあわせなのか、
ただただ苦しいだけなの。
恋をしてしまったら
友達でいるのは、つらいよ
自分のほしい愛は得られないのは。

今、恋もしていないのに、泣けたら
誰かを好きなったことがあるからだ。
ああ。あなたは答えはくれないのね。

(まつおかたかこ)



上映終了いたしました
シージ・レデスマ
イェン・コンスタンティーノ、フェリックス・ローコー、マット・ヴァレナ ほか
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『華 いのち 中川幸夫』



これはだれがなんと言おうといけばなです。

中川幸夫という、
気持ちを熱くさせてくれる
いけた花を見せてくれる孤高の芸術家の一生。

魂がいけられていてその造形にオーラに鳥肌が立つ。
ここまで花の気持ちに寄り添い、闘い、最後の最後まで愛し、いたわることのできるいけばな作家は世界中探してもそういないと思う。
いや、いけばなとか言う枠でくくっていいのだろうかとさえ思わずにいられない。

肉体的なハンディキャップがあったからこそ、そのことにぜったい負けない
これを理由に何からも逃げたくない、
そんな強い気持ちがあったからこそ
この世界観がセンスが生まれたのではないだろうか。

世界中を敵に回しても花だけは永遠に彼に寄り添いつづけたぶん今も空の上で花に囲まれて斬新な新作、いけていそう。

いつかそれを見られるかだろうか。

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
谷光 章
荒木経惟、沢木耕太郎、重森三玲、勅使河原蒼風、土門 拳、早坂 暁、中野重治、滝口修造、三輪休雪、エルベ・シャンデス、森山明子、大野一雄、大野慶人
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『至高のエトワール 〜パリ・オペラ座に生きて〜』





「エトワール」はフランス語で「星」でパリ・オペラ座のダンサーとして最高位。
ということは、バレエ界のトップ!星!

そのオペラ座でエトワールを16年つとめたアニエスが引退までの2年を追ったドキュメント。

同じ人間とは思えない行き届いた美しい身体の動き、
形、線、バレエファンでなくてもきっとうっとり。
重ねあげた練習だけではなく、強い精神力を感じる。
彼女に関わった人たちの証言からもわかる
舞台ではもちろん、日常彼女がまた魅力的で
彼女の人生すべてがあっての「エトワール」なんだろうな。

たくさんの貴重なバレエシーンや、練習風景がたくさん見られるのもうれしいよ。


(まつおかたかこ)

※こちらの作品は当館での上映作品ではありません。
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『竜宮、暁のきみ』


主人公の太郎は東京の大学に進学し、
ひさびさに故郷の香川に帰省。
親友と遊びに来た鴨の越の海で溺れてしまう。
そして助けようとし た親友が命を落としてしまう。
家族の心配も友達の言葉も慰めも耳に入らない。
自分の殻に閉じ籠り続ける彼の前に
一人の不思議な少女、みずきが現れる。

太郎は抜けられない悲しみと喪失感のなか
ほんとうは生きていかなければと考えていたと思う。
だからみずきをよび覚ました。
生きるために。

あけない夜はない。
あけた瞬間、また悲しい未来があったとしても。
いつかすべての終わりがあって
またなにかがはじまり、
そしてまた終わる。
わかっていてるのに苦しい。

死ぬほどつらい別れを経験したことない人も
今その抜けられない闇の中にいる人も。
希望ある未来がある人も。

香川県三豊市(みとよし)荘内(しょうない)半島に伝わる
浦島伝説をモチーフにしている。
大自然が見つめる現代と過去の伝説が融合した
素晴らしいファンタジーになっていると思うよ。
シマ好きとしては、是非行ってみたい場所になったのでした。


(まつおかたかこ)

上映終了いたしました
青木克齊
石田法嗣、谷内里早、小林ユウキチ ほか
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『リヴァイアサン』


あまりにも現実離れした映像、
想像も出来ない様々な音に
ちょっと恐怖を感じる。

今まで見た海の形や表情、
そこに生きる生態系、
海を見守る自然、
漁業に関係する人や仕事、
自然とわたしたち人間のつながりを
様々な視点で見せてくるすばらしい映像が
過去にもたくさんあったけど
圧倒される画と、聞き逃したくない音の数々、
恐怖とは少し違う、底のない行ったことのない場所にいる不安
こんな気持ちにさせてもらったのははじめてで。

(まつおかたかこ)

上映終了いたしました
ルーシァン・キャステーヌ=テイラー
ヴェレナ・パラヴェル
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『ドライブイン蒲生』


さびれきった客もまばらな「ドライブイン蒲生」を経営する
妙な信念があるろくでなし父のせいで
幼い頃から「バカの家の子」扱いされた姉弟。
姉はそんな父を嫌いヤンキーの道へ。
弟は何かを考えているようで、まだ少し幼いので
思っていることを上手に気持ちを整理できないように見える。

「ドライブイン」ってそういえばなつかしい響き。
そのなつかしい響きを感じるのと同じように
各々にしかわからない心の中を思うと
映画を観ている間ずっとずっと
随分前に忘れてしまったなつかしいなにかを思い出そうとする。

昭和満載の雰囲気と
初めて見るさびれた風景も
現代のヤンキーとは違う、色あせたヤンキーの風情も
子を思う親の気持ちも
後から知るその親を思う子も
いつも心の隅にあってすぐに引っ張り出せる気持ちは
くすぐられると切なさだけしか見つからないのよ。

とにかく、苛立ち
間が絶妙で
静かで
すれちがって
騒がしい
すごく深い作品だった。

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
たむらまさき
染谷将太、黒川芽以、永瀬正敏 ほか
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『坑道の記憶 〜炭坑絵師・山本作兵衛〜』


当時はきっと苦労も耐えなかっただろう。
思い出すのはつらいこともたくさんあっただろう。
でも、その頃を思い出し、
描くその作業はもう
楽しくてしょうがなかったはずだと、
こうして彼の絵をなぞっていて思う。
だって、炭鉱のこと何も知らないのにすごくわくわくするよ。

全ての想い出を自分の中である程度整理することが出来、
描けたのは60歳を超えてからこそなのかな。
それでもきっと描いていて涙が出たときもあっただろう。
色彩豊かで詳細で綿密な彼の記録を見ていると
自分の未来をとても楽しみに見つめてみたいって思えた。

(まつおかたかこ)

上映終了いたしました
大村由紀子
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『So Young 過ぎ去りし青春に捧ぐ』


彼らと同じ1990年代学生だったひとも
今学生時代を送っているひとも
みんなみんな
きゅんきゅんするがな。

だれもが必ず通る
自分の過去と映像の彼らの時間とを
少しだけ重ねながら、
切なさに押しつぶされそうになりながら
あの頃のすべてに励まされながら。

年を重ねる分だけ出会いがあり、
別れがある。出会いの喜びよりも
別れの悲しみが深すぎて
この世界に生まれてきたことを恨み
もう、だれにも出会わないことを
心から願わずにいられないこともある。

そこから抜け出せるのは
愛する友達や家族の支え
そして自分のなかの
もうひとりの自分の
小さな希望の光を見つける気持ち。

全てを受け入れてこそ
この世界にいる証しなのだ。
悲しみも喜びも。

人は幼い頃から
小さく、時の大きく繰り返される
この波や壁を越えながら
生きる意味を知るのだ。
いや、意味なんか
結局わからないままかもしれない。
意味なんかないかもしれない。


(まつおかたかこ)


※こちらの作品は当館での上映作品ではありません。
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『消えた画 クメール・ルージュの真実』


クメール・ルージュは
カンボジアにあった共産政党。
ポルポト派は何処かで
聞いたことがある人も多いかな。

貴重な経験者となった監督の
頭にある思い出したくないであろう惨い映像を今もまだたくさんの死者が眠る地の土を使って作成された人形で、当時の真実を語る。
彼だけにこんな重荷を背負わせないために
わたしたちは事実を知って
彼の痛みを少しでも受け止めなければならない。

「人類が避けるべき経験など無数にある
その経験が義務なら死んだ方がいい。
でも、もし経験したり
みたり聞いたりしたならば
それを伝え継がなければならない。」

時折流れる人間らしい営みがあった頃の軽快な音楽がこの事実は過去にとどまっているのではなく、気を抜けば今でも陥りかねないという恐怖を感じる。

人間ってどうしようもない。
どうして繰り返すんだろう。
そしてまた神様はいないと
思い知らされる。

当時の貴重な映像で
笑う幹部が映るたびに
その異常さを思うと
腹が立つし、ただただ理解に苦しむ。
ここにまた利害がもたらした絶望を知る。
消えた画。他国へ伝わりきれてない
過酷で残酷で無惨すぎる事実。
今はもういない家族の未来。

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
リティ・パニュ
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『収容病棟』


泣き叫ぶ声、笑う音、
見つめる瞳、走る人、
落ち着きのない人、
同じことを繰り返す人、
おさえる人、歩き続ける人
眠れない夜、昨日と同じ朝
明日は来ないかも知れない不安、
怒る人、言うことを聞かない人
うそをつく、訴える、
与える人、もらう人、
そこにいた方が安全な人、
何でここにいるかわからない人
家族が心配な人、
大切な人を思う気持ち

だれが決めたのかわからない
異常と正常の境目
オリの向こう側と
こちら側の違いって
なんだろう。

まるで病棟でいっしょに過ごしている錯覚に陥る
前編と後編合わせて約4時間。

しかし、ひどい衛生環境。
ここにいたら「ちゃんとした」
本物の病気になれそう。
なぜトイレがないんだ?!

ここは病院という名前のついた
収容所。
自由で不自由。
花火も見えるし
恋だって出来る。


(まつおかたかこ)

上映終了いたしました
王兵(ワン・ビン)
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『ITECHO 凍蝶圖鑑』


映画のオープニングは
すぐそばに流れる淀川河川敷で
LGBTたちと、ホームレスとの
焼き肉パーティーから始まる。

レズビアン、ゲイ、トランスジェンダー
ドラァグクィーン、元薬物依存
変態バーの人々、放送禁止ソングを歌う女性
SM夫婦、ゴム手袋が大好きな人、
汚れるのが好きな人、などなど普段
あまり関わることのない(と思っているだけかも)
いわゆる世間一般で言う「異端」な人たちの世界は
わたしたちと何ら変わりなく、
当たり前に、自分の世界を生きている。

見終わって、救われる人もいれば
見たことない世界に魅了される人、目覚める人もいれば
気持ち悪いと思う人もいて、それでいいと思う。


(まつおかたかこ)

上映終了いたしました
田中幸夫
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『メタルカ』


舞台に立つと必ず吐き気がする
自身の過去とダメ男に支配されるヴォーカルと
ヘヴィメタを聴くとほれぼれとする雄叫びを上げる
不思議なゾンビが出会った!
この出会いが止まっていた彼女の未来と
新しい女の子だけのメタルバンドバンド「HANAJI」のメンバー、
そして鉄男と名付けられたゾンビの運命も変える。

ヴォーカルはじめ新しいメンバーの
それぞれの心に事情と
政府が企む恐ろしい陰謀までこんがらがって
なかなかのはちゃめちゃぶりだけど
このさわやかな後味はなんだろう。
キャラクターたちがきらきら光る。

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
内田英治
渡辺奈緒子、Gacharic Spin、NIY ほか
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『A2-B-C』


3.11の原発事故は
まったく終わりが見えません。
わたしが生きている間に
終わりが見えるとは思えません。
情報もそれと平行して
真実がどれなのか
まったくわかりません。
どれも本当とも、うそとも言えない。
だから不安が一番先頭に来る。
テレビや新聞以外見ない人は
こういう事実を知らないのがまだまだ現状です。

日本に住むアメリカの
ドキュメンタリー作家がみた
福島のこと。
同じ国のどこかで起きていることは
自分自身にも無関係ではないのです。
今すぐに何も出来ないかも知れないけれど
知っておかなければ。色んなことを。


(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
イアン・トーマス・アッシュ
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『CRASS:ゼア・イズ・ノー・オーソリティ・バット・ユアセルフ』


1970代後半から数年間活躍した
パンクバンド「CRASS」。
今の彼らと当時伝わらなかった真実のお話。
彼らを知っている人はもちろん
知らない人も十分楽しめる小ネタ満載。

彼らの綴る怒りというか
主張する魂の叫びが
あまりにも現在とリンクしていて驚く。
世界中で今も起きている戦争
消費中心経済中心の世の中差別偏見

相手がどんなに大きな組織だったとしても
自分に疑問が生まれたら主張すべきだと
あらためて励まされる。

かっちょいいパンクがたくさん流れるんだけど
映画全体の印象は静寂。
緑があふれて、人も生き物も植物も
みんな自然のまんま。
この大切な世界を守りたかったんだな。きっと。

あふれる彼らのことばの数々は
いつも忘れないで心に留めておきたい

この映画の日本語訳、
ことばの選び方がすごく好きだな。

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
アレクサンダー・エイ
CRASS、スティーヴ・イグノラント、ペニー・リンボー ほか
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『闇のあとの光』


不安と美しさだけの
はじまりはいらないぞ
と、思ったけれど
見進めるにつれて、全ては必然で
なくてはならないのだと確信する。  
展開する地点を追っても
全く意味がない。

現実と架空と自然
どんどん魅入られて
最後まで目が離せないし
脳も休まらない。
歌も上手くない。
笑いさえ出る。

裏切られ続けたはずなのに
すべてが終わったときに残る
なつかしいのに新しい
感情の動き

映画の懐の深さと
見る人の懐の深さを知る映画が
ひとつ 増えたのだった。
そしてメキシコに行きたくなったのでした。


わたしは恐怖で凶暴で性的な映像も苦手だけど
この映画はなぜだか全て受け入れられて
不思議な感覚だったわ。
苦手を突き抜けるほどのなにかがあったのねきっと。

(まつおかたかこ)

上映終了いたしました
カルロス・レイガダス
アドルフォ・ヒメネス・カストロ、ナタリア・アセベド、ルートゥ・レイガダス ほか
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『ヴィオレッタ』


1970年代、母である少々落ちぶれ気味の女流写真家がまだ幼い娘をモデルにし、エスカレートの末ヌード写真を撮り写真集として出版、現地フランスだけでなく、ヨーロッパ全土、日本でも大きな議論を巻き起こした。

この作品、被写体ご本人が監督をしている。
ゆえ、世論と母の間(もっともっとたくさんの言葉は表せない葛藤があったはず)で揺れ動く少女のすごく微妙なニュアンスまで描かれていることと、その演技をやってのけた美しすぎる10歳の女の子、当時の音楽やファッション、アートの状況などなど、目が離せない映像と、もう〜〜〜いろいろと考えさせられることもたくさんありつつ。

正しい答えはあるのかどうかわからないけれど
とても彼女がもがいてもがいて傷つきまくった事実だけは確かだと思う。
こうして映画と言う形で当時の自分を振り返ることが出来るようになったのはなぜなのかすごく気になる。

その写真集はタイトルを「エヴァ」に変更され
現在も販売されているよ

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
エヴァ・イオネスコ
イザベル・ユペール、アナマリア・ヴァルトロメイ、ドニ・ラヴァン ほか
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『夢は牛のお医者さん』


新潟の過疎化の進む小さな村の小学校は
こどもの数もどんどん少なくなり、
入学するこどもがいない年もあったり。
そんな中3頭の子牛が入学することになった。
子供たちみんなでお世話をし、一緒に遊び、
命を学ぶ。

そのこどもの中の一人の少女は
この経験がきっかけとなり
「牛のお医者さん」になることを夢見る。

並々ならぬ努力と家族の支えもあって
その夢を叶える。

地域の人たちのつながり、あたたかさ
かわいがりすぎていっしょにとけて
バターになるんじゃないかと思うくらい
愛おしい子供たちみんなの牛への接し方
3頭の子牛のかわいい仕草に
初めから心があったかくてしょうがない。

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
時田美昭
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『彌勒 MIROKU』



経験したことのない感覚を体感しよう。

(まつおかたかこ)

上映終了いたしました
林海象
永瀬正敏、土村芳、佐野史郎 ほか
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『イヌミチ』



仕事も私生活も前に進むために
答えを出さなければならないことは
日々増えていく。
出来れば自分で決めず、だれかが知らないうちに全部決めてくれて
その通り進んで行ければ楽だろうな。
と、彼女が考えたのかどうか。
そんなときに出会うまるで犬のように
何に対しても絶対服従の男。

自分の置かれている
人間の世界がいやだとして
馬やカエルになりたいと思ったとして
実際その夢が叶ったとしても
結局馬やカエルの世界でも
大変なことはあるわけで。
結局
今の自分のいる、この場所から
世界を変えるしかない。

今の自分を変えられないのなら
犬になろうが虫になろうが
結局同じなのだ。
恐れず、たまにはゆっくり休んで
また進めばいいのだ。

ひとつ間違うと全然違う内容の映画になりそうな
はらはらどきどきの現実逃避っぷりがいい。

(まつおかたかこ)


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万田邦敏
永山由里恵、矢野昌幸、小田篤 ほか
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『ファルージャ イラク戦争日本人人質事件…そして



イラク戦争当時、3人の日本人が人質になった。
日本の自衛隊の撤退が犯人たちの要求だった。
毎日のようにニュースで伝えられる彼らの自己責任。

マスコミの伝える表側の情報のみで考える人は
彼らを思いっきり責めてた。
その彼らの10年の葛藤と今現在。
何が正しいのか自分で判断するためには
すぐ手に入るテレビや新聞の情報だけでは全然足りない。
うそはついていないかもしれないけど
それが全てでは決してない。

イラク戦争から10年か。
10年は一昔らしいけど
現地はまだたくさんの人が苦しんでいることを
映像があらためて教えてくれる。



(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
伊藤めぐみ
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『アイドル・イズ・デッド ─ノンちゃんのプロパガンダ大戦争─


実際に存在する破天荒アイドルグループ「BIS」がお送りする
笑って、なぜだか最後には涙が出る、熱が出そう作品。
1作目がありますが、ここから始まっても問題なく楽しい。
そばにいつもあってほしいおもちゃみたいに愛らしい映画。

アイドルをやっている先輩をあやまって殺してしまい犯行を隠すため
代わりにアイドルになり結成されたアイドルグループ“BiS”。
結局、犯行がばれて捕まった仲間…ここまでが1作目。
字にするとこわいですがギャグとユーモアがじゃ〜ぶじゃぶで
かなりおもしろい1作目だったけど
今作はアイドル戦争だけでなく、社会問題も織り交ぜながら
ひたすら激しく、どこまでも熱く語りかけてくる。

今のアイドルの世界は全く知りませんが
恐ろしく変化しているんだな。
かわいく笑って歌ってとぼけているだけでいいアイドルの時代は
とっくの昔に終わっていたんですね。
のんちゃんはじめ、個性派揃いの
他のメンバーの体当たり演技が物語っております。

(まつおかたかこ)


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加藤行宏
BiS(プー・ルイ、ヒラノノゾミ、テラシマユフ、ミチバヤシリオ)、三浦透子、柳英里紗、金子沙織 ほか
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『ホームレス理事長 〜退学球児再生計画〜


色んな理由で高校、野球をやめることになった球児たちに
もう一度野球と勉強をする場を作ってやりたい!と
山田理事長が創設したNPOルーキーズの物語。
元は東海テレビのドキュメンタリー作品だが
もうテレビで見ることは出来ないいろいろと問題作。

始まりからずっと最後までずっと
ひたすらはらはらはらはらはら
あっという間の2時間。
目を覆いたくなる場面もあれば
なぜか笑ってしまう、笑えない理事長の日常、
まだまだとげとげがいっぱいのこどもたち、
まっすぐで強烈に不器用で
存在全てがへたくそで、
情けないけどなぜか未来は明るいと思える
そんな人間たちがたくさん出てきた。

どんなにどん底にいても
見えるようで今は全く見えない
その先にある小さな光を
あきらめないで探し続けているからか。

ちょうど元都知事の猪瀬さん最後のいいわけ?
ほんとは1億円かりるつもりだった?会見やら
みんなの党の渡辺さんの自分の私生活に
必要な8億円?ニュースを知ったばかりで
ルーキーズ存続のために資金繰りに走り回り
頭下げまくってるホームレス理事長見てて、
でももし理事長が政治家みたいにずるい人になって
ばんばんお金集めてるところも想像できないし、
もうね、この世界おかしい、
なんかへん、い〜〜〜ってなりまくり。

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
土方宏史
阿武野勝彦
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『消えたシモン・ヴェルネール』


両親がいない夜、友達をたくさんよんで
開かれた誕生日パーティー。
エローいことを考える男子が
気分のよくない女子を誘って
抜け出して歩いていた森で
見つけた死体。

2週間前から行方不明のシモン。
勝手に流れ出すいろいろな噂。
新たに消息を絶つ生徒。
謎に隠された本当のこと。

今みている現実は
想像していることと
全然違う真実も纏っていることを
今まで出会ったことのない
おもしろい構成と斬新な展開方法で見せてくれる。
たぶん経験したことのない
あと引く不思議サスペンス。
脳みその普段使っていない部分が
刺激された感じがするよ。

監督はこれがデビュー作なんだって。
次どんな作品作るのかすごく気になる監督。

(まつおかたかこ)

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ファブリス・ゴベール
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『まちや紳士録』


福岡県八女市、重要伝統的建物群保存地区に
引っ越してきた監督が綴る、
守るべき風景の保存にひた走る住人たちと職人さんの技術と
これからこの街に移住を決めた若者たちの
ゆっくりとでも確実に前を向いて動く
人々の気持ちと行動の記録。

大工さんの仕事にうっとりでした。

地区に住む人みんなが同じ気持ちというわけにもいかないし、
自然の驚異にもかなわないし、
色んなリスクはどこに生きていても一緒だ。

生まれてから大阪の小さなこの街で過ごして
随分長い時間が経ちますが
たまに、どこか行ったことのない
全然知らない場所で暮らしてみたいという
夢のような衝動が脳みそ駆け巡ったり
大工さんとか、伝統工芸の職人さんとか
そんな仕事を本気でやってみたいと
真剣に考えたりすることもあるけれど
この映画見ていると、そんな気持ちが
もくもくわくわく、動き出すよ。

思っているだけでは何も始まらないのです。

(まつおかたかこ)


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伊藤有紀
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まつおかたかこさん プロフィール

雑誌、広告、CI、書籍の装丁、
アーティストとのコラボレーション
ライブペインティング、企業キャラクター作成
映画、料理にまつわる雑誌連載など、
幅広く活動中。FAXから始まり現在はメルマガになった
暴力絵日記「年刊マツオカ」創刊。

http://www.tacacom.net/
 


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