2016.12.17

『秋の理由』舞台挨拶

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12/17(土)12:20回上映後に、福間健二監督と編集の秦岳志さんに舞台挨拶にお越しいただきました。
秦岳志さんに取って福間健二監督は大学で映画を教わった子弟関係という事です。大学ではアメリカン・ニュー・シネマやジャン=リュック・ゴダールの事を教わったけれど監督の映画はそうした映画の基礎を元に自由に展開されていると感じるとの事でした。監督としては『岡山の娘』、『あるいは佐々木ユキ』などの詩のような実験作の後に一つの物語性も取り込んだ形の作品にしたとの事です。

2016.12.10 〜 11, 13 〜 16

『Every Day』舞台挨拶&トークショー

12/10(土) 12/11(日)
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山本真由美さん、永野宗典さん、手塚悟監督 手塚悟監督、山本真由美さん
上田誠さん(ヨーロッパ企画主宰)

12/12(月) 12/14(水)
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山本真由美さん、手塚悟監督 手塚悟監督、土井コマキさん(FM802 DJ)

12/15(木) 12/16(金)
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土屋壮さん、永野宗典さん、手塚悟監督 山本真由美さん、手塚悟監督

連日ゲストを招いて、舞台挨拶やトークショーを行いました。映画の製作開始に関して2008年から始まったけれど東日本大震災で中断し、撮影を続けて行く中で手塚監督が脳梗塞で倒れて入院するなどの紆余曲折を経て劇場公開まで漕ぎ着けたという事です。SNSサービスのmixiに1週間の日記をシナリオのように書かれているものが連載されており、それを原作にして本作のシナリオを書き上げたとの事。原作にはない非日常の風景である会社での様子や友だちとの飲み会のシーンは監督として付け加えたという事です。映画のタイトルが示すように日常というのは特に大きな出来事が起こる訳ではなく淡々と過ぎて行くもので、それを失った時に初めてその日常の大切さを知るという事を伝えたかったとの事です。

2016.12.10 & 11

『ミリキタニの猫《特別篇》』舞台挨拶

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公開初日(12/10)、2日目(12/11)14:45回上映後に吉川マサ監督に舞台挨拶にお越しいただきました。今回の特別篇は9年前に日本公開された『ミリキタニの猫』が既に多くの人から忘れられたものになりつつあり、映画公開後に新たに分かった新事実を『ミリキタニの記憶』という短編で撮り、公開した作品です。過去の作品ではあるけれどアメリカ大統領にトランプ氏が選出され、大きく移民問題が取り沙汰されている現在に公開する意義があると感じておられるとの事です。東京での公開時の思っていなかった観客の反応として、ホームレス問題や移民者の隔離政策の問題ではなく介護の現場の人に高齢者との接し方という事で大いに参考になるというものだったそうです。ミリキタニの描く絵の美術界的評価は今の所は全くないけれど今後、いつ評価されるかは分からないという事でした。

2016.11.23 & 12.3

『クワイ河に虹をかけた男』トークショー

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11/23(水・祝)12:35回上映後、満田康弘監督、鈴木昭典さん(ドキュメンタリー工房代表取締役) にお越しいただきトークショーを行いました。
満田康弘監督の師匠筋に当たり今年、87歳になられる鈴木昭典さんのお話は映画の内容についてだけに留まらず、自らの16歳の時に終戦で玉音放送を聞いた瞬間に辺りの風景に平和を感じられた事や17歳の時に平和憲法の制定された記事が掲載された新聞を当時、弁護士事務所で書生をしていて弁護士に届けた際にその方が「これはアメリカが創った憲法だな。日本の平和の未来を保障するものだ」と呟かれた事など多岐に亘りました。自らの制作したドキュメンタリーで今回の永瀬隆さんを撮られた時の貴重な話などとても興味深いトークショーになりました。


『クワイ河に虹をかけた男』舞台挨拶

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12/3(土)15:25回上映後に、満田康弘監督に舞台挨拶にお越しいただきました。神戸アートビレッジセンターでの公開初日の舞台挨拶を終えて当館にもお越しいただきました。

2016.11.26

『ケンとカズ』舞台挨拶

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11/26(土)公開初日17:20回上映後に、小路紘史監督、毎熊克哉さんに舞台挨拶にお越しいただきました。
映画の撮影自体は約4年前に50日間(追加撮影10日含む)とインディーズ映画にしては十分な撮影期間を撮ったとの事です。公開までに時間が掛かったのは、小路監督が一人で2年半近く掛けて編集し、当初、カズの家庭の話のシーンも撮って140分で完成させたが、更に磨きを掛けて家庭に纏わるシーンもカットして96分のタイトな作品として完成させたとの事です。本作はロングショット(=遠景)の映画ではなくクローズショット(=近景)の魅力に満ち満ちた映画であり、それは小路監督の短編時代からの一つの特色との事です。毎熊さんのお話では現場での小路監督は映画同様の怖い感じではなく、少し優柔不断なねちっこい演出だったとの事です。
毎熊さんは今は無名ですが将来的に必ずスターになる資質がある方だと思いますし、小路監督は大きく飛躍して行く新しい才能だと思います。本作は近年の日本映画の最大の収穫の一つでしょう。

2016.11.19 & 20

『躍る旅人 能楽師・津村禮次郎の肖像』トークショー

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11/19(土)公開初日10:00回上映後に三宅流監督、津村禮次郎さん、植島啓司さん(宗教人類学者)にトークショーにお越しいただきました。お話は植島啓司さんが宗教人類学者としてバリ島の原始的なダンスを研究するために滞在した経験から津村禮次郎さんの活動は「踊る旅人」というタイトル通りに踊りという現在から原始に帰って行く旅を描いた作品としてとても興味深かったとの事でした。

11/20(日)公開2日目10:00回上映後には三宅流監督、津村禮次郎さん、サイトウマコトさん(舞踊家)にトークショーにお越しいただきました。コンテンポラリーダンスをされているサイトウマコトさんより津村禮次郎さんの活動は様々なダンスの分野と古典芸能の能とのコラボレーションとは一言では語り切れない独特なものと映画を見て感じたというお話しから舞踏とは、能とはとのお話しをしていただきました。

2016.11.19

『ダンスの時間』舞台挨拶

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11/19(土)公開初日15:00回上映後に野中真理子監督、村田香織さんに舞台挨拶にお越しいただきました。野中真理子監督が映画に撮りたいと申し込まれた時に、村田香織さんはダンサーでもない私を撮っても、という事でお断りしたそうですが監督の「生きる事、全てがダンスです」という言葉を聞いて撮影を許可したそうです。現在、映画には登場しない京都水族館のイルカショーの演出もされているそうです。

2016.11.12

『兵士A』舞台挨拶

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11/12(土)公開初日18:10回上映前に河合宏樹監督に舞台挨拶にお越しいただきました。長尾旅人さんの3時間に渡るライブを撮るに当たって、映像がその長尾旅人さんの命懸けで挑んでいる1夜限りの生のパフォーマンスに勝てるのかという事で悩んだけれども今回の「兵士A」というパフォーマンスライブを後世に伝えるためにも撮ろうと決心されたとのことです。

2016.10.29

『過激派オペラ』舞台挨拶

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10/29(土)20:25回上映後に早織さん、中村有沙さん、今中菜津美さんに舞台挨拶にお越しいただきました。進行は配給会社の日本出版販売の近藤さんに司会をしていただきました。早織さん、今中菜津美さんは大阪出身で今回大阪で上映が決まり舞台挨拶に来れた事は感無量とのことです。本作を撮影している間は公開の目途があった訳ではないだけに東京に引き続き、大阪と地方での公開が決まり全国で上映されていくのはとても嬉しいと3人揃ってお話しされていました。今回、参加出来なった監督の撮影の現場が3人が普段参加されているテレビや映画の現場と違ってずっと舞台のようにリハーサルがずっと続くような感じだったとの事です。それと撮影現場では本番中は喧嘩し合うようなシーンの後に素に戻って3人で和気あいあいとお友達感覚でいると台本を投げつけられるようなピリピリした撮影だったとの事です。

2016.7.2 & 7.3 & 7.9 & 7.10 & 10.29

『さとにきたらええやん』舞台挨拶&トークショー


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公開初日の7/2(土)10:00回と12:10回上映後に重江良樹監督、荘保共子さん(こどもの里館長)をお迎えして舞台挨拶を行いました。飛び入りで本作に出演しているジョーくんとマユミちゃんも舞台挨拶に立って貰いました、全回満席立ち見の中、本作を配給されているノンデライコの大澤さんの司会で、重江監督は観客の皆さんに向かって「ええ子どもたちでしょう!!」と語り掛け、観客の一斉の拍手を貰いました。「こどもの里」に9年間通って初監督作品として完成させて、「こどもの里」が色々な問題を抱えた子供たちの居場所であるように、監督自身に取っても作品の被写体というより居場所であったと語られていました。荘保共子さんは、「私は問題を抱えた釜ヶ崎の子供たちの居場所を提供して39年になります。子どもたちはどんな親でも親の事は好きで、親を庇うためには嘘もつく。子どもの問題は親の問題でもあり、親の問題は子どもの問題でもある。私は子供たちを育てて来たのではなく子どもたちに育てられて来たと思っている。こどもの里のような居場所が日本全国に広がって行けば貧困などによる子どもの問題が少しでも解決して行くと思う。今の日本の政治は子どものための政策は何ひとつ取っていない」と熱く語られました。ジョーくんもマユミちゃんもあまりに大勢のお客様の前での舞台挨拶で「あんまり人が多いんで緊張したわ」と言っていました。
7/3(日)10:00回上映後には重江良樹監督に舞台挨拶にお越しいただき、12:10の回上映後には重江良樹監督、荘保共子さん、ジョーくんのトークショーを行いました。



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7/9(土)、7/10(日)10:00回、12:10回全回、重江良樹監督に舞台挨拶にお越しいただきました。7/9(土)の12:10回には、映画の「こどもの里」を訪れるシーンや西成公園での「夏まつり」でのライブシーンでも登場するSHINGO★西成さんにもご登壇いただきました。満席立ち見のお客様の前で(監督の同級生も来られてたみたいです)かなりの緊張で汗だくの監督を見事にフォローしながらSHINGO★西成さんがエンディングで流れる歌をアカペラで歌い上げて会場を盛り上げていただきました。



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最終アンコール上映の初日(10/29)10:00回上映後に重江良樹監督と荘保共子さん(「こどもの里」館長)に
トークショーにお越しいただきました。今回のアンコール上映は文化庁映画賞受賞の記念ですが監督は六本木の
会場での授賞式に参加した時の様子をお話しになられました。荘保共子さんは「行政の制度に貧困家庭や母子家庭の子どもたちを合せるのではなく、子どもたちの現状に行政の制度が寄り添い補助して行く形でないといけない。幼い子供たちをまだまだ大人ではないと考えるのでは人間は生まれ落ちた時から一つの人格で私たちが思っている以上に大人であることを認識しないといけない。」と熱く語られました。

2016.10.22 & 28

『蒼のシンフォニー』舞台挨拶

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10/22(土)初日と10/28(金)最終日の10:00回上映後に朴英二監督に舞台挨拶にお越しいただきました。監督が朝鮮学校の北朝鮮訪問を作品として完成しようと思ったきっかけは、朝鮮学校を扱ったドキュメンタリー映画『ウリハッキョ』や『60万回のトライ』など優れた作品があったけれど、これらの作品は監督が韓国人という事で北朝鮮での撮影ができず、生徒にカメラを預けて撮影してもらった映像を使用して、ほんの2〜3分の扱いになっている。本作では、朴監督自身が北朝鮮高校出身で、それを補足して3部作のような気持ちでより朝鮮学校の事を知って貰おうと考えたからだそうです。そして、核開発問題、テポドン問題、朝鮮高校無償化問題や在特会の問題など在日の方が抱えている問題は数多いですが政治レベルではなく生の生活レベルで北朝鮮の事をより多くの日本人に知って貰う事が大切だと考えているからとの事です。

2016.10.8 & 9

『五島のトラさん』舞台挨拶

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10/8(土)、10/9(日)12:00回上映後に、大浦勝監督に舞台挨拶にお越しいただきました。長崎テレビでテレビマンとして過ごして今年60歳の還暦を迎えた自分の集大成としての作品であるという事です。大阪から五島列島に移り住んだ一家を当初、撮影する予定であったがその一家の人にトラさんを紹介されて彼の一家を撮る事になったとの事です。トラさん一家を撮り始めた10年間の中でトラさんが「必ず親として教えた事が将来的には子供たちは理解してくれる」語られたいたのでそれの結果を知るためにも今までずっと追い続けていました。テレビは1回きりの放送だけれど映画にした事で広く長く見て貰えるという事で今回は劇場公開に踏み切ったと語られました。

2016.10.8

『Start Line スタートライン』舞台挨拶

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10/8(土)14:25回上映後に今村彩子監督と、映画に出演されている大阪の岡本夫妻に舞台挨拶にお越しいただきました。今回の映画はコミュニケーションが苦手な自分を克服するために好きな自転車で日本縦断を行い、色々な人と出会う事で変わって行くドキュメンタリーである。伴走者の哲さんに数えきれないほど叱られながら、そして旅の途中で同じ聴覚障がい者のウィルに出会い、自分は聴覚障がい者だからなかなか人とコミュニケーションが取れないと思っていたが実は原因はそうではない事に気づかされたとの事です。
ウィルさんは日本語も知らなくても見事にコミュケーションを取られているのだからと。

2016.10.1 & 2

『ねむれ思い子 空のしとねに』舞台挨拶

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10/1(土)、10/2(日)20:15回上映後、栗栖直也監督に舞台挨拶にお越しいただきました。企画から完成まで7年を掛けて音楽以外は全く一人で制作した作品で、「まずはドイツを初め世界各国の映画祭に数多く招待されたけれども国内の映画祭では多摩映画祭のみにしか招待していただけず、日本の観客の皆様に見ていただく機会がと思っていた時に配給会社のインターフィルムの担当者さんが劇場公開を決めていただき、今回第七藝術劇場でも公開が出来て感無量です。」と監督はお話しされておりました。出身は奈良県で奈良国際映画祭でも上映していただきとても嬉しかったとの事です。7年に渡り一人で制作して来て時に挫折しそうになった時もあるけれど今は頑張って良かったと思っているとの事です。

2016.9.17 & 18 & 19

『飯舘村の母ちゃんたち 土とともに』舞台挨拶

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9/17(土)、9/18(日)15:35回の上映後に、古居みずえ監督に舞台挨拶にお越しいただき、9/19(月・祝)15:35回の上映後には、ゲストにだるま森+えりこさん(総合工作芸術家)にお越しいただき、トークショー&ミニライブを行いました。
古居みずえ監督はずっとパレスチナの取材を続けて来られて来た監督で『ガーダ パレスチナの詩』(第6回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞)、2011年、映画『ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち』を監督作として発表されて来ました。だるま森+えりこさんのユニットのお二人とは『ガーダ パレスチナの詩』を見て感銘したお二人が古居監督に出会ってからのお付き合いとの事です。監督自身としては前2作同様にジャーナリスティックに対象を追うのではなく現地で生活されている方(特に女性)の日常生活を撮り続ける事で男性にありがちな論理などの主張ではない女性特有の生活から発する言葉や行動から様々な問題を透かして見せようという形で魅力的な菅野榮子さんと菅野芳子さんの二人に焦点を当てたそうです。ミニライブでだるま森+えりこさんは手作り楽器で「のぬけの空─No Nukes in the Sky─」、「after311のこどもたち」、「祈り」の3曲を披露していただきました。

2016.9.17

『あめつちの日々』舞台挨拶

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公開初日(9/17)11:55回上映後、川瀬美香監督に舞台挨拶にお越しいただきました。
川瀬監督の前作『紫』以来の舞台挨拶です。諸般の事情で松田米司さんは今回は来られませんが、大阪での上映をとても楽しみにしておられるとの事です。川瀬監督が東京から沖縄に通って読谷山焼北窯を撮り続けたのは松田米司さんの焼き物は人々が生活の中で使用して貰って生きて来るのであって棚などに飾って置く高尚なものではないんだよという言葉に共感したからとの事です。

2016.9.10

『桜の樹の下』舞台挨拶

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9/10(土)10:00回上映後、田中圭監督に舞台挨拶にお越しいただきました。監督が卒業された日本映画学校の課題として、ある作品をずっと撮影を続けていた中で今回の川崎市の市営団地の方と知り合いになり、3年掛けて本作を撮り上げたそうです。本作の登場人物の川名俊一さんとは今でも交流があり、現在、別の脚本を書こうとしているとの事。ゴミ屋敷の岩崎びばりさんは関口ことじさんが亡くなった後、別のお世話を焼く人と知り合って映画で登場するゴミ屋敷より布団を敷けたりと綺麗になっているとの事。
監督が次回作として考えているドキュメンタリーは、戦後まもなく実際にあった女子野球リーグで活躍した女性たちが今でも草野球チームを組んで野球をしているとの事で彼女たちを撮ろうと企画中との事です。

2016.8.27

『オールディックフォギー 歯車にまどわされて』特別先行上映

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8/27(土)12:00に9/10(土)よりの本公開に先駆けて特別先行上映を行いました。大阪のサンホールでのライブのために来阪されていたOLEDICKFOGGYのボーカルの伊藤雄和さん、川口潤監督に舞台挨拶にお越しいただきました。司会には配給をされている日本出版販売の近藤順也さんに進行していただきました。川口潤監督は全国をライブで飛び回るバンドメンバーを追うために約半年、ツアーの車に同乗しながらメンバーの素の姿を追いかけたそうです。伊藤雄和さんは半分本気、半分冗談で2作目を撮ってくれと川口監督にせがんでいるとの事でした。その後のサイン会は、夜のライブにも行かれる熱心なファンの方が並ばれていました。

2016.8.13

『華魂 幻影』舞台挨拶

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8/13(土)21:30回上映後に、佐藤寿保監督に舞台挨拶にお越しいただきました。
前作の『華魂』では、学園を舞台にしたいじめ問題などをテーマにした社会が今、隠そうとしている悪意を華魂に仮託した形で表現しようとしてシリーズ4部作構想で本作が第2弾に当たるとの事です(第3弾、第4弾については未定、「やはり映画を作るにはお金が掛かって大変なので」と監督談です)。本作は閉館間際の映画館を舞台(撮影場所のピンク映画館が映画公開中に映画同様に閉館してびっくりしたとの事)に映写技師の子供の頃の原罪がテーマという事です。8/20(土)から監督のさらにアバンギャルドの最新作『眼球の夢』が始まります。

2016.7.30 & 31

『LISTEN』舞台挨拶

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7/30(土)、7/31(日)10:00回上映後に牧原依里監督、共同監督・舞踏家の雫境(DAKEI)さんに舞台挨拶にお越しいただきました。両日ともほぼ満席の中、手話通訳の方のマイクを通してお二人が手話で話された言葉を通訳して貰い、スクリーン上にリアルタイムで映し出すシステムを使い舞台挨拶を行いました。牧原監督は耳が聞こえない事で聞こえて来る音があり、それを身体表現によって音楽を奏でられないかという事で雫境(DAKEI)さんに相談されて、お二人のコラボレーションで生まれた作品です。お二人のお話では本作は完成された作品ではなく見た人それぞれが何かを感じてその都度、それぞれに完成して行く作品との事です。牧原監督は聴こえる人と聴こえない人という垣根を取り払ってそれぞれの人にはそれぞれ違いはあるけれどごく普通にコミュニケーションをして行けるのが良いという事でした。そして人々が話す声や手話で会話される人たちがひとつの映画を見て語り合う共有の場になっていました。

2016.7.30

『下衆の愛 LOWLIFE LOVE』舞台挨拶

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7/30(土)19:45回上映後に昼から京都みなみ会館、神戸の元町映画館、そして関西舞台挨拶ツアーの締め括りで内田英治監督、内田慈さん、アダム・トレルさん(プロデューサー)にお越しいただきました。内田英治監督のお話では本作は僅か8日間の撮影期間で撮り上げた作品で渋川清彦さん、でんでんさん、古舘寛治さんなどの曲者俳優の面々が特に演技の指示出しをしなくても見事な役作りをして来て貰ってとてもやりやすかったとの事です。映画業界の様々な個性の監督やプロデューサーや俳優の生態を描いているけれど個別のモデルはいないとのこと。ただ、監督が今まで映画業界で見聞した事は参考にされたそうです。内田慈さんは映画では枕営業で役を貰おうとする艶めかしい女優役を演じており浴衣姿で登壇され、“隠す事のエロス”を見せようということでした。アダム・トレルさんはイギリスなどの海外に北野武監督、塚本晋也監督、園子温監督などの作品を紹介する仕事をしているが日本は本当に魅力的なインディーズ作品があると仰っていました。最後には司会を含めて4人それぞれに自分の好きな番号を言って貰って、4名様にA3オリジナル下衆ポスター4枚セットのプレゼント大会をして盛り上がりました。

2016.7.23

『ふたりの桃源郷』トークショー&舞台挨拶

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関東よりも一足早く梅雨が明けた大阪。夏らしい青空が広がる中、7/23(土)から『ふたりの桃源郷』の大阪公開がスタートしました。多くのお客様が暑い中足を運んでくださったおかげで、初回11:50回は開場前にすでに「立見席」の札が出るほどの大盛況に。
超満員の熱気が冷めやらぬ中、上映後には会場を同ビル内のイベントスペースに移し、この日のため山口県から駆けつけた佐々木聰監督によるトークショーが行われました。
登壇した佐々木監督は、開口一番「こんなにたくさんの方に来ていただいて嬉しい」とお礼を述べ、「緊張して手が震える。何を喋ったらよいか分からなくなってしまうので…」と、メモを手にしながらトークをスタート。
東京や山口に続く劇場公開ということで、「映画は初めての経験で、お客さんの顔が見られることにびっくりした。同時に、自分はこれまでいったい誰に向けて番組を作ってきたんだろう?と考えてしまって…」と、感極まって早々に声を詰まらせ涙ぐんでしまった監督。
会場からの温かい拍手に助けられて再び言葉を続けた監督は、「寅夫さんとフサコさんの夫婦円満の秘訣」や「雨の中、二人が見送るシーンの舞台裏」「寅夫さんとフサコさんの魅力」といったテーマについて、一言一言ゆっくりと言葉を選びながら語りました。静かに語る監督の言葉に、会場の皆さんは何度も声を出してうなずきながら、聞き入ってくださっていました。
質疑応答タイムでは若い女性から年配の男性まで、「タイトルに込められた思いは?」「ナレーションの吉岡秀隆さんが素晴らしい。起用した理由は?」「監督の次回作の予定は?」といった質問が次々と寄せられるなど、大阪の皆さんのパワーに私たちスタッフも圧倒されっぱなしの、あっという間の一時間でした。
トークショー終了後には、ロビーにサインを求める長蛇の列ができ、どの方も映画の感想や、ご自身の経験を交えながら監督に話しかけてくださいました。中には、口頭では伝えきれないから…と、その場で感想をメモにして渡してくださった方も!
続く二回目13:50の回もほぼ満席となり、公開初日にふさわしい素晴らしいスタートとなりました。
監督は、二回目の上映後舞台挨拶でも、映画を観終えて涙を流されているたくさんのお客さまを前に、「東京でも泣いて、山口でも泣いて、さっきも泣いたんですけど…」とことわりながら、再び壇上で涙を拭いました。

2016.6.26

『あまくない砂糖の話』トークショー

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6/26(日)12:15回上映後に一般財団法人高雄病院理事長の江部康二さんをゲストにお迎えし、司会に本作の関西宣伝を担当している田辺ユウキさんに行なっていただきました。10日前に田辺ユウキさんが打ち合わせのために江部先生にお会いした際に糖質制限の方法を教えて貰い、10日間で3.5Kg体重が減ったとの事です。いかに現代人が体に悪影響が出るほど糖質を取っているか、少しずつでも糖質制限の食事を取る事で健康になれるという興味深いお話しをしていただきました。江部先生曰く、「糖質は百害あって一利なし」との事です。

2016.6.25 & 26

『風のたより』舞台挨拶

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6/25(土)16:40回上映後に向井宗敏監督、鈴ノ木ユウさん(漫画家) にお越しいただき舞台挨拶を行いました。ベストセラー漫画でテレビドラマ化もされている「コウノドリ」著者の鈴ノ木ユウさんは、本作に直接関わっている訳ではないが向井監督の企画に対してのサジェスチョンを与えたという事です。お二人は長年の友人で向井監督が色々な映画の企画を、鈴ノ木さんが漫画のネームを持ち寄ってお互いの作品の批評を行って来たとの事です。向井監督の次回作は鈴ノ木さんの短編漫画の映画化を構想中との事です。
6/26(日)16:40回上映後には向井宗敏監督、本作出演の加藤雅也さんをお迎えして舞台挨拶を行いました。お二人も12年来のお友達で本作で初めて一緒に仕事をされたとの事です。お二人でいつも色々な映画の企画を話しているのですが本作のような爽やか系ではなく、『仁義なき戦い』のようなアクション映画の企画が多く、なかなか実現しなかったという事です。本作を監督するに当たって、加藤雅也さんも映画を見てご指摘されていましたが青、赤、緑などの色彩を小道具などに散りばめた色彩を感じさせる映画にしたとの事です。

2016.6.19

『さとにきたらええやん』特別先行有料試写会

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6/19(日)19:30より7月2日(土)の本公開に先駆けて特別先行有料上映を行いました。朝から雨が降ったりとあまり良い天気とは言えない中、満席立ち見のご来場をいただきました。本公開に先駆けてという事もあり、こどもの里に関係している方々が数多くお越しになっていただきましたが完売の状況で多くの方にお帰りいただく事になりました。是非、本公開にお越しいただけるように皆様にご案内致しました。上映後には重江良樹監督、荘保共子さん(こどもの里館長)、山縣文治さん(関西大学人間健康学部教授)をゲストにお迎えし、トークショーを行いました。司会は本作を配給されているノンデライコの大澤一生さんに行なっていただき、3人の出会いを始め、こどもの里について、虐待問題などについてお話しをしていただきました。

2016.6.18

『ジョギング渡り鳥』舞台挨拶

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6/18(土)19:30回上映後に、鈴木卓爾監督、中川ゆかりさん、永山由里恵さんに舞台挨拶にお越しいただきました。本作は、中川ゆかりさん、永山由里恵さんも参加した映画美学校のアクターズコースの合宿で撮影したお話を核に3年間を掛けて完成させた作品だそうです。当初は学生たちと一緒に完成はさせたけれど、まさか劇場公開出来るとは鈴木監督は思っていなかったのだが、東京のある劇場支配人が面白いから是非劇場でやりましょうと言われ、監督人生で初めて自分で宣伝・劇場営業をしているとのことです。映画自体はお話しがある訳ではなく、東北大震災、福島原発事故でもう東京は終わったという諦観から映画を語るという行為から逸脱して自由な映画を作ったとの事。そしてその映画を見た観客が受け止めて様々な解釈を広げてそれぞれの『ジョギング渡り鳥』を作っていって貰う連続性を頭に入れながら完成させたとの事です。

2016.6.11

『FAKE』トークショー&舞台挨拶

6/11(土)、森達也監督をお招きして12:25回上映後に会場をシアターセブンイベントホールに移してトークショーを、14:45回上映後は舞台挨拶を行いました。現在、東京でも連日満席の上映が続く中、当館も満席立ち見の盛況でした。森達也監督としては映画の内容について解説するような映画ではないので、東京でも全て上映前に舞台挨拶を行って来たので今回初めてとなる上映後のトーク・挨拶に少し戸惑われていましたが、お客様からの質問に一つ一つ丁寧にお答えになっておりました。今回、ワイドショー的な佐村河内守氏のゴーストライター問題には何ら興味がなかったけれど、ある出版社の方に一方的なマスコミ報道に対して佐村河内守氏の視点からの本を書かないかと誘われ、編集者と佐村河内守氏と初めて会って2時間話をしている内に彼に人間的な興味を持ち、さらに文章ではなく夫婦二人きりのマンションの一室、沿線の電車、猫などの風景が実に映像的で映画にしようと話が変わったとの事。『A2』以来、15年振りの新作(4人の共同監督の『311』は除いて)を完成させる事が出来たのもドキュメンタリージャパンの橋本佳子さんなどの周りの強い後押しがあった事が大きいという事でした。今回の作品は森達也監督の視点から捉えて佐村河内守さんで、悪か善かなどの2項対立が蔓延る現在の社会状況の中で全ての事にはグラデーションがあるという事も言われてました。

2016.6.4 & 5

『無音の叫び声』舞台挨拶

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6/4(土)、5(日)12:10回上映後に、原村政樹監督に舞台挨拶にお越しいただきました。
原村監督は当館でも上映した大阪の在日韓国人の海女さんを撮ったドキュメンタリー『海女のリャンさん』で劇場公開作品を撮ったのだけれども、一番関心があったのが“1次産業の世界で人にとって食は絶対欠かせないものである”ということから、5年間掛けて農業の生活と反戦詩人の側面も持つ木村さんを追いかけたそうです。

2016.5.28 & 29

『バット・オンリー・ラヴ』舞台挨拶

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5/28(土)18:00回上映後に佐野和宏監督、そして急遽、飯島洋一さん、坂本礼監督(本作では助監督を担当)に、5/29(日)には上映前に寺脇研プロデューサーにも舞台挨拶にお越しいただきました。映画『夢の女 ユメノヒト』のシナリオ化をしている過程で夫婦の愛の物語の部分が発展して生まれたシナリオで、坂本礼監督が佐野和宏監督に映画に撮ればと勧めて18年ぶりの監督作として生まれたのが本作であるとのこと。「なぜ18年間、映画を撮らなかったのですか」という問いには「現在の映画の制作の現場の在り方に疑問をずっと感じ、違和感を持っていたからだ」とのお答え。映画のラストシーンの海辺を振り返り佐野和宏さん演じる主人公が苦い笑いを浮かべるシーンの視線の先を敢えて映し出さなかったのは説明的な演出ではなく音を感じる演出にしたかったとの事でした。寺脇プロデューサーは1980年代のぴあフィルムフェスティバル出身の石井岳龍監督の『狂い咲きサンダーロード』に出ていた佐野和宏さんや飯島洋一さんとあの時のような今の日本映画にはないエネルギー溢れる映画をプロデュースしたかったとお話しされていました。

2016.5.28 & 29

『夢の女 ユメノヒト』舞台挨拶

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5/28(土)、5/29(日)16:20回上映後に坂本礼監督、佐野和宏さんに舞台挨拶にお越しいただきました。今回の作品は佐野和宏さんにも手伝っていただきながら脚本の中野太さんとある夫婦の物語をシナリオ化しようとしたが完成を見ず、自分たちの若い世代の福島原発事故との関わりを映像として残す形で発展した作品であるとの事。佐野和宏さんが演じる主人公が40年間精神病院に入院していたが東北大震災のため避難を余儀なくされた報道を見て設定したのだが映画の中でこの純愛物語を描くに当たってその背景がうまく生きていない事は反省としてあるとの事でした。佐野和宏さんの作品の感想は一言「かわいい作品です」。

2016.5.28

『マンガをはみだした男 赤塚不二夫』舞台挨拶

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5/28(土)14:10回上映前に本作の企画・プロデュースをされた坂本雅司さんに舞台挨拶にお越しいただきました。坂本プロデューサー自身は赤塚不二夫さんと面識はなく、「天才バカボン」を中学生の頃に読んでいたぐらいで、赤塚不二夫さんはテレビで面白い事をしているおじさんというイメージだったとの事。3年前のあるパーティで知り合った方に赤塚不二夫さん生誕80周年のイベントを行うという話を聞き、映像という形で参加しようと思って作品をプロデュースしたとの事で、100人の関係者にインタビューを申し込み50人のインタビューを撮影したが、映画の尺の関係で泣く泣く5人のインタービューはカットしたとの事。タモリさんに関しては赤塚不二夫さんの弔辞でも「わたしは赤塚さんが創った作品」とまで言わせた人だけに是非インタビューしたかったが「あの弔辞がすべて。それ以上語ることない」と断られたとの事。諦めきれず主題歌をと依頼するとそれならと快く引き受けていただいたとお話しされていました。

2016.5.21

『キネマ純情』舞台挨拶

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5月21日(土)公開初日、20:30回上映後に井口昇監督と監督プロデュースのアイドルユニットで本作のヒロインたちを演じたノーメイクスさん(中村朝佳、荒川実里、洪潤梨、上埜すみれ、柳杏奈)に舞台挨拶にお越しいただきました。井口昇監督が司会で今回の撮影での裏話満載のお話しをしていただきました。映画に出て来る女の子同士のキスシーンで誰とのキスがいちばん良かったか、井口監督が期せずして撮られたパンチラシーンがふんだんに散りばめれれているとか。そして、ノーメークスが男子トイレの前で歌を歌うシーンも、ロケ場所の公園に子供達がいっぱいいて隅に隅に追いやられ、ついに男子トイレの前で撮るはめに。しかしながら井口監督のアイドルの定義としてアイドルはどんなところで歌おうがアイドルであるという事で決行したとの事です。

2016.5.21

『つむぐもの』舞台挨拶

5月21日(土)公開初日、13:20回上映後に犬童一利監督に舞台挨拶にお越しいただきました。最初にヒロインの韓国人のヨナが何故、不貞腐れてような生活をしているのかという映画を見ただけでは分かりにくい背景の説明をしていただきました。そして今回の映画の成立の経緯として福井市と韓国の扶余郡が姉妹都市で2か国を舞台にした映画を撮って欲しいという依頼が犬童監督にあり、韓国と福井市の和紙作りの伝統工業を繋げるのに看護の問題を絡める事によって、大切な事は心と心が繋がる事だという想いを伝えたかったとの事です。そして監督は32歳でスタッフも20代。今の日本映画に多いコミック原作ではないオリジナルストーリーの作品を若いスタッフたちと作りあげた作品で、一人でも多くの人に見て貰い若手映画監督の道を切り開いて行きたいという想いを熱く語られておりました。

2016.5.15

『わたしの自由について〜SEALDs 2015〜』トークショー

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5/15(日)14:45回の上映後に西原孝至監督とSEALDs KANSAIの長井優希乃さん、早瀬道生さんにお越しいただきトークショーを行いました。
西原監督は今まで政治的なデモ活動や政治的な事に特に関心はなかったのだが、たまたまネットで見た国会前のSEALDsの抗議活動の映像を見て関心を持ち、現場に出かけて彼らに出会い、ごく普通な学生たちであることに驚き、最初は映画にしようと思って撮り出した訳ではなく、記録として残すべきと考えて撮り続けたとの事。長井優希乃さんは京都大学で文化人類学を学び、多少政治的な活動に興味があり、早瀬道生さんも美大生で興味本位で抗議活動に参加して、写真撮影やデザインを担当しているとのこと。SEALDs KANSAIの活動をされていると言っても特別なことはなく、お2人ともごく普通の学生さんでした。

2016.5.11

『バナナの逆襲』トークショー

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5/11(水)16:15回上映後に、公式パンフレットにも解説を寄稿されている映画監督の原一男さんにトークショーにお越しいただきました。フレドリック・ゲルテン監督にもお会いしている、本作の配給をされているきろくびとの中山和郎さんにも急遽ご登壇いただき、作品に対する原一男さんの疑問に答えていただく形式となりました。
原さんからの問いかけは、Doleに訴えられた『Bananas!』がバナナ農園の農民ではなく、訴訟を起こしているドミンゲス弁護士に焦点を当てているのが物足りなかったが、ゲルテン監督の意図としても農民に寄り添うのではなく、ある意味胡散臭いドミンゲス弁護士に焦点を当てる方が映画として面白くなると判断したのかという事が1点。中山さんによるとゲルテン監督の意図もそうであるとの事です。
第2点は裁判シーンがふんだんに使用されているが、それはお金を払って使用しているのかという問いには中山さんはゲルテン監督に訊いていないので分からないとの事。しかし、お金を払ってでも使用出来るアメリカと違って日本では絶対無理な状況にある。原さんが取り組んで来た泉南アスベスト訴訟の撮影は絶対に無理であったとの事。
それと第3点、ロサンゼルス映画祭での『Bananas!』上映がDoleの圧力で不本意な形になったという事は、“映画祭は作家を断固支持してくれるもの”と信じて来ただけにショックであり、その映画祭に参加していた作家たちのアピールなどがなかったのか?ということ。それも訊いていないので分からないとの返答でしたが、そうした抗議活動はなかったように思えるとの事でした。最後に原一男さんには今年の秋に公開予定の『ニッポン国泉南アスベスト村』と、12年間撮り続け現在も取り組み中である『水俣病』についてお話しいただきました。

2016.5.8

『あやつり糸の世界』トークショー

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5/8(日)上映後、渋谷哲也さん(東京国際大学教授/ドイツ映画研究)をお招きしてトークショーを行いました。ヌーヴェル・ヴァーグのジャン=リュック・ゴーダルが『アルファヴィル』、フランソワ・トリュフォーが『華氏451』、クリス・マルケルが『ラ・ジュテ』を撮るなどSF映画を撮っているのは、一度完全な虚構の世界を撮る事によって自分の世界を確認する作業をしている。特にファスビンダー監督はどの作品の登場人物もマリオネットのように操るような演出をするので、今回の作品はSF映画の意匠が散りばめれているがファスビンダーの描く世界と大きくかけ離れている訳ではないとの事でした。しかし、今回の作品で初めてファスビンダー作品に接した方は、他の作品のメロドラマの中での人間のSM関係を描く作風に戸惑いを覚えるかもしれないとの事でした。興味深く分かりやすい語り口でお話しいただきました。

2016.4.30

『いいにおいのする映画』舞台挨拶

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4/30(土)公開初日、20:05回上映後に酒井麻衣監督、micci the mistakeさん(Vampillia)に舞台挨拶にお越しいただきました。舞台挨拶途中にはpossession mongoloidさん(Vampillia)にもご参加いただき、今回ミュージシャンとして、初の映画でのお芝居をしての苦労話や現場での酒井監督の演出ぶりなどのお話しに華が咲きました。

2016.4.23 & 29

『Brakeless JR福知山線脱線事故』トークショー

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4/23(土)公開初日、16:35回上映後に坂井信行さん(負傷者と家族等の会)にお越しいただきトークショーを行いました。
坂井さんは事故当時はわずか1分30秒ほどの記憶しか残っていないけれど、負傷者と家族等の会の活動を通して歴史として語られるメインストーリーのJR福知山線脱線事故以外のサブストーリーを語り継いで行こうと考えているとのことです。


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上映最終日(4/29)16:35回上映後に、事故車両の2両目に乗車されており事故に遭われ、映画の中で出て来るアニメーションのイラストも描かれている小椋聡さんと奥様にトークショーにご登壇いただきました。
お二人のお話で印象的だったのは、事故当初は運転手一人に罪を押し付ける対応だったJR西日本が、山崎社長が就任して、賠償のみならず今後このような事故が起こらないように遺族や被害者の方たちと話し合う機会を設けるようになり変わっていたという事。また、その流れを変えた山崎社長が起訴され、無罪になったとは言え返す返す残念であったとも。現在の福島原発事故後の東電や政府の対応と違いに驚きました。
実際に事故には遭われていない人が当事者の側に寄り添う事で心の病を発症するように、奥様も事故から11年経った今でも、精神的に苦しまれているとの事でした。

2016.4.23 & 24 & 25

『6600ボルト』舞台挨拶

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4/23(土)、24(日)には上映後に下本地崇監督に、4/25(月)には大阪でのライブツアーに来られていた山部善次郎さんも舞台挨拶にお越しいただきました。下本地監督は写真集なども出されていてある老齢の作家のドキュメンタ リーを撮る企画が撮影途中で頓挫し、ミュージシャンとして知り合いの山部善次郎さんの楽屋に遊びに行った時に「山善で映画で撮ろう」と思いついて(その時の素の山善さんのフォトがチラシやポスターに使用されています)本作を完成させたという事です。単なる山善さんのライブを追いかけた音楽ドキュメンタリーにしたくはなく、山善さんの家族を中心にした人間ドキュメンタリーにしようという事で撮られたとの事です。山善さん自身は自分自身がかっこ良く映る音楽ドキュメンタリーだと思っていたが、山善さんのご両親などが中心に映っているのを見る度に、撮影期間から今日までの3年でご両親が随分年を取った事実感して胸が締め付けられると話されました。

2016.4.23

『大地を受け継ぐ』トークショー

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4/23(土)公開初日、14:35回上映後に、井上淳一監督、馬奈木厳太郎さん(企画・出演/弁護士)、白井聡さん(出演/政治学者)をお招きしてトークショーを行いました。
井上淳一監督は前作『あいときぼうのまち』で福島の4世代に渡る原発との関わりを描いた劇映画を撮ったけれど全国での劇場公開で7500人の人にしか見て貰えなかった。そしてシナリオライターの師匠である野上龍雄さんからの「一番の弱者の目線でシナリオは書かなくてならない」という言葉を心に刻んで今回の作品のドキュメンタリーを撮ったとの事。その切っ掛けは福島での 4,000人の原発訴訟の原告団の馬奈木厳太郎さんとの出会いにあると。馬奈木さんは原告団の弁護士として賠償請求をするという形ではなく、福島を昔の姿の現状に回復せよと訴えかけているが、国策の前では法律上の闘いだけなく全国民を巻き込んでの運動にしなくてはならないという思いから今回の映画の企画に関わったとの事。白井聡さんも馬奈木さんとの出会いにより今回の映画にコミットし、日本の戦後は 「否認」の歴史であるという独自の戦後敗戦論を熱く呼びかけておりました。

2016.4.16

『風の波紋』トークショー

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4/16(土)公開初日、14:10回上映後に小林茂監督にお越しいただきトークショーを行いました。
本作の製作の切っ掛けは6年前。小林監督の前作『チョコラ』の編集中に、映画『阿賀に生きる』(小林茂監督は撮影を担当)の佐藤真監督が突然亡くなられ、そのショックと追悼の気持ちをうまく整理出来ず、監督自身がうつ病になり、精神的にどん底状態にあったとの事。なんとか『チョコラ』は完成させて上映したけれど、もう映画は撮るまいとも思いつめていたところ、小林監督の友だちでもある、本作の主人公の一人の木暮さん夫婦が住まう越後妻有の里山の家に滞在する事になり、その里山での生活に触れる事で生きる気力を取り戻し、ここでなら映画が撮れると思い、資金集めに奔走しながら6年間撮影を続けて本作を完成させたという事です。映画を作る際は絶えずスタッフの意見を尊重し、編集に1年を掛けたという事です。本作では何か強いテーマを訴えかけるというより、人には人それぞれ今生きている場所でそれぞれの生き方があるということで、里山の生活が絶対的に素晴らしいという事を言いたい訳ではないと話されました。

2016.4.9 & 10

『ビハインド・ザ・コーヴ〜捕鯨問題の謎に迫る〜』舞台挨拶

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4/9(土)に、八木景子監督と子守康範さん(フリーアナウンサー)、4/10(日)に八木監督にトークショーにお越しいただきました。映画のタイトルは『ビハインド・ザ・コーヴ 〜捕鯨問題の謎に迫る〜』ですがアカデミー賞も受賞した映画『ザ・コーヴ』はこの映画を撮るまで見ておらず、日本に対する調査捕鯨に対する規制に疑問を感じた事で、単身太地町に乗り込んだとのこと。自らの貯金を切り崩しながらシーシェパードやドルフィンプロジェクトのリック・オバリー氏などによる世界からの捕鯨に関する外圧に対して、日本人として怒りを込めて反論しようという事で本作を完成させたと話されました。映画撮影中は最初、取材を拒否されたリック・オバリー氏に、たまたま入ったうどん屋で出会い取材出来てしまったりと、(映画の見たマスコミの人たちが不思議がるぐらい)奇跡のような形で様々な人に取材が出来てしまったとの事です。クジラの竜田揚げのような食文化や宗教を認めない事から戦争が始まると監督は考えており、そうした意図も込めて作品を完成させたとの事です。

2016.4.9

『お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました』舞台挨拶

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4/9(土)公開初日、20:45回上映後に、遠藤ミチロウ監督に舞台挨拶にお越しいただきました。
司会には本作を制作・配給されているシマフィルムの田中誠一さんにお願いして、舞台上にお二人が腰かけてリラックスした形で行いました。今回、初めてミチロウさんは映画を監督されたとの事ですが、還暦を迎えた時に日本全国をライブで廻られた映像をシマフィルムのスタッフで編集し、その素材を見て様々な編集のサジェスションをして行って完成したとの事です。当初、ミチロウさんはご私人の福島の実家に帰られた時の映像は恥ずかしいので外して欲しいという指示を出していたけれど、映画監督の視点で見ると観客はそうした遠藤ミチロウの一面を見たいのだろうという事で最終的にはOKを出したとの事です。舞台挨拶後のサイン会も一人一人優しく語り掛けておられました。

2016.4.9

『ふたりの死刑囚』トークショー

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4/9(土)公開初日、鎌田麗香監督、齊藤潤一プロデューサーにお越しいただきトークショーを行いました。“ふたりの死刑囚”は現在、獄から解放されて再審裁判を行おうとしている「袴田事件」の袴田巌さんと、昨年亡くなられた「名張毒ぶどう酒事件」の奥西勝さんのお二人です。東海テレビは「名張毒ぶどう酒事件」は地元の事件という事でもあり、冤罪であるという立場で長年追いかけて来たテーマであり、今回プロデューサーである齊藤潤一さんが監督された映画『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』では仲代達矢さんと樹木希林さんなどの役者を使った半ドラマ・半ドキュメンタリーという形で世間に問う形を取ったとの事。そしてそれを鎌田監督に委ねる際に、大きな進展のない(再審請求が未だ通らず)事件に対しての新しい切り口として、釈放された袴田巌さんを追いかける事で、死刑囚として接触を禁じられ伺い知ることのできない奥西勝さんの刑務所での暮らしぶりを浮き上がらせようとしたとの事です。齊藤プロデューサーとしては再審請求裁判にはフラットな市民感覚を入れるために裁判員制度導入すべきと考えているとの事でした。鎌田監督はなかなか心を開いてくれない袴田巌さんに心を開いて貰うためにボクシングジムに通い、将棋も覚えたとの事です。

2016.3.26

『袴田巖 夢の間の世の中』舞台挨拶

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3/26(土)公開初日、12:00回上映後に、金聖雄監督と袴田巌さんのお姉さんの袴田秀子さんに舞台挨拶にお越しいただきました。
明日、3/27(日)は再審請求が通り、再審の道が開け、釈放されてちょうど2年目に当たるとの事。金監督と袴田秀子さんは、監督の前作『SAYAMA 見えない手錠をはずすまで』という同じく冤罪の石川一雄さんの釈放後の奥さんとの生活を追ったドキュメンタリーを撮影している際に出会ったとの事。その時には秀子さんの笑顔を見る事が出来なかったが、その笑顔を見たいという思いからカメラを回し続け、1年半追いかけたとの事です。袴田秀子さんは「自分ではなく巌の撮影しているのだと思っていたら、しっかり自分も撮影されていた」と話し、会場の笑いを誘いました。また、巌さんに対しては、長年自由を奪われた時間を経て「現在は自分の世界で生きている。巌がやりたいように自由にさせる」という気持ちで接していると続けました。

2016.3.19

『抱く{HUG}』舞台挨拶

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3/19(土)公開初日、10:00回上映後に海南友子監督に舞台挨拶にお越しいただきました。東北大震災による福島原発事故を一人のドキュメンタリー作家として取材に行ったけれど、当時妊娠中であったために子どもへの放射能の影響の事を考えた。映画作家として、一人の母親としての立場の間で揺れ動き、苦悩したことを綴ったプライベートドキュメンタリーとの事。福島原発事故より5年が経過して、唯一未来を感じさせる出来事は、全国の200人に渡るお母さんたちに福島原発事故後の生き方をインタビューして一冊の本に出来た事であるとのことでした。

2016.2.27

『牡蠣工場』トークショー

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2/27(土)公開初日、15:35回上映後に想田和弘監督にお越しいただきトークショーを行いました。
想田監督は「朝まで生テレビ」に出演した後のお疲れの様子も見せずに1時間のトークショーとサイン会にご参加いただきました。
『牡蠣工場』を映画として撮るまでの経緯をまずお話しいただきました。本作のプロデューサーでもあり、監督の妻でもある柏木規与子さんの実家に帰省中に知り合った、70年漁師をされている男性を撮るつもりが、彼に紹介された牡蠣工場に興味が向き、そちらを撮る事になったそうです。撮影は1週間90時間のテープを廻し、編集に9か月掛けたとの事。ドキュメンタリーにおける編集は劇映画における演出に当たるそうで、まずすべての素材を見て面白い箇所、映画的なシーンを取り出して取りあえず並べて編集してみる。しかしその段階では毎回全く面白くはならないので、それらの素材を並べ替えるのに時間が掛かるのだそうです。想田監督曰く“観察映画”とは監督自身が被写体を観察し、被写体からも監督が観察され、そうして作品として観客に観察して貰い、作品を通して観客に監督と同じ疑似体験をして参加して貰うものであるとの事です。そうした手法は敬愛するドキュメンタリー作家のフレデリック・ワイズマンの影響もあり、そしてニューヨークでテレビ制作のディレクターとして作品を撮っていた時代の“台本を書き、ナレーションを書き、被写体を探しに行く”という結論ありきの作りに疑問を感じたからそうです。そうした想田和弘監督自身の事を丸ごと観察した本が、監督最新刊の「観察する男」(ミシマ社より刊行)で、本作上映期間中、劇場でも販売しております。

2016.2.21

『アレノ』舞台挨拶

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2/21(日)19:45回上映前に主演の渋川清彦さんに舞台挨拶にお越しいただきました。本作は何度も映画化されている有名なエミール・ゾラの「テレーズ・ラカン」を原案にしているけれど、原作は読まずに撮影に挑んだと言う渋川さん。“男”を演じる際の越川道夫監督の演出は、男女の三角関係と殺人を登場人物に固有の名前を与えずに抽象的な感じであった、との事。「この映画に答えはない。見たお客様がそれぞれに考えて欲しい」と話されました。

2016.2.20 & 21

『モーターズ』舞台挨拶

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2/20(土)公開初日の17:30回の上映後に渡辺大知監督、2/21(日)17:30回の上映後には渡辺大知監督と主演の渋川清彦さんに舞台挨拶にお越しいただきました。本作は渡辺大知監督の東京造形大学の卒業制作作品で映画館で上映されるという前提なしで制作が始まったとの事。監督は街を描く映画としてマーティン・スコセッシ監督の『ミーン・ストリート』が好きで、そうした市井の人間を描く街の映画を撮ろうという事で脚本を書き始め、渋川清彦さんが演じる田中という男のキャラクターを決めて物語を進めて行ったとの事。最初、一人で脚本を書き始めた時は田中という男ではなく女性が主人公の設定で煮詰まったとの事です。1度飲みに行ったことのある渋川清彦さんにオファーに行った時は監督は断られるかなぁと思っていたけれど、渋川清彦さん曰く「自分の貯金で映画を作るという依頼を断れないでしょう」と会場の笑いを誘っていました。

2016.2.13

『ヤクザと憲法』トークショー

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2/13(土)公開初日、13:45回の上映後に 土方宏史監督、山之内幸夫さん(元弁護士)にお越しいただきトークショーを行いました。当初予定しておりましたプロデューサーの阿武野勝彦さんは諸般の事情でお越しいただけませんでした。
朝の時点で満席立ち見で完売という盛況でトークショー会場も熱い熱気に包まれました。監督は「東海テレビなので六代目山口組の現在の本拠地の名古屋の弘道会に取材を申し込んだが断わられ、ある筋の方からの紹介で大阪の今回のやくざの組の取材を行うになったのだが、地元ではなく大阪のやくざという事で変な圧力が掛かることがなく良かった。取材対象の組にとっては何のメリットもないのに撮影を許可して貰えたのはやはり縦社会で組長がOKな事は末端までその命令は徹底されるという事が所以となっており、撮影中に特に危険なこともなかった。逆に大阪人の気質なのか、大阪のやくざという土地柄なのか、実にサービス精神旺盛でとても撮影がしやすかった」と話されました。それで山之内幸夫さんを取りあげたのはプロデューサーより「やくざを撮るなら弁護士も撮れ」との指令で最終的に元・山口組顧問弁護士の山之内幸夫さんの取材に至ったということです。山之内幸夫さんがトークショーの間ずっと訴えていたのは、映画でも描かれているように銀行口座も作れない、宅急便も送れないなど真っ当な市民生活を送れないのは間違っているとの事です。浜村淳さんのような語り口で所々で笑いを誘いながらのトークに会場は爆笑に包まれました。

2016.2.6 & 7

『放射線を浴びた[X年後]』1・2 舞台挨拶&トークショー

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2/6(土)、2/7(日)10:00回の『放射線を浴びた[X年後]』上映後、2/6(土)11:55回の『放射線を浴びた[X年後]2』上映後に、伊東英朗監督にお越しいただき舞台挨拶を行いました。2/7(日)の『放射線を浴びた[X年後]2』上映後には川口美砂さんをゲストにお招きトークショーを行いました。
伊東監督は『放射線を浴びた[X年後]』というテレビドキュメンタリーを劇場用映画として公開したのは、“アメリカが行って来た原水爆実験の犠牲者が
マグロ漁船の第五福竜丸だけではない”という真実を少しでも多くの人に知ってもらうため。また、その当時の政府が行った対応が正に福島原発事故の政府の対応と一緒で私たち国民を愚弄しているという事を怒りを持って伝えていくためだと考えているとの事です。そして作品を見て貰った日本全国のみなさんの一人でも多くの人に、マグロ漁船に乗って原水爆実験の犠牲になった人たちの聞き取り調査をして欲しいという願いがあったと話されました。
そして、唯一それに応えてくれた川口美砂さんを追いかけて第2作が完成されたとの事です。川口美砂さんも2年前に初めて映画を見てその事実を知り、マグロ漁船に乗って36歳の若さで死んだ父親の事が分かったような気がして今も聞き取りを続けているとの事でした。

2016.1.23

『ハッピーアワー』舞台挨拶

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1月23日(土)公開初日、5時間17分の長尺の作品でどれぐらいのお客様にお越しいただけるか心配しておりましたが、満席立ち見でのスタートを切ることができました。
上映後には濱口竜介監督をはじめ、ロカルノ国際映画祭で主演女優賞を受賞した田中幸恵さん、菊池葉月さん、川村りらさんに舞台挨拶にお越しいただきました。
今回の作品を東京から神戸に拠点を移して、ワークショップ生だけで完成させたのは、映画を撮る時に長期間掛けて撮る事は難しい中で、ワークショップの期間を含めて今回は2年間掛けてじっくりと撮る事が出来た事が貴重な経験だった、と濱口監督は仰っていました。
3人の女優の方には現場の濱口監督の演出に関して質問してみましたが、現場では特に演出らしい演出はなく、ただひたすら感情を込めない棒読みに近い本読みを繰り返してから撮影を行ったとの事です。
ロカルノ国際映画祭での上映は上映終了と同時に記者の方やお客様に囲まれて非常にびっくりしたとの事です。
3人の女優の方に濱口監督のワークショップに参加した動機は?というお客様からの質問に対し、田中幸恵さんはダンスをされておりカメラの前で演じるという事はどういう事なのかを知りたかったとの事。
菊池葉月さんはOLの人が習い事に行く感覚でワークショップ会場も家の近くだったので通ったとの事。
川村りらさんはシナリオを勉強したいという事があり、濱口竜介監督の「親密さ」を見てこのような映画を撮る人はどんな人なのかという興味で受けられたとの事です。

2016.1.16 & 17

『ヘヴンズ ストーリー』舞台挨拶

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1/16(土)14:55回上映後、翌17日(日)は上映前に瀬々敬久監督と川瀬陽太さんにお越しいただき舞台挨拶を行いました。『ヘヴンズストーリー』公開から5周年を記念しての上映です。先日の東京の新宿K'sシネマさんでの上映の際には様々なゲスト出演者が来られて月日の流れを感じたとの事です。
川瀬陽太さんは菜葉菜さん演じる女性のロックバンドのメンバーとして登場され、バンドが演奏する音楽も作曲されたとの事です。川瀬陽太さんには映画『乃梨子の場合』、『ローリング』の上映の際も舞台挨拶にお越しいただけるように調整しておりましたがお仕事のご都合で来られませんでしたので、今回のご来館で念願が叶いました。今回はシネ・ヌーヴォさんで上映されている映画『新しき民』の舞台挨拶も兼ねてのご来阪です。
瀬々監督が本作のような自主制作映画として映画『菊とギロチン』という大正時代のギロチン社と女相撲興行を絡めた作品製作のために、製作資金出資者・出演者・スタッフの募集も檀上から呼びかけていただきました。
本作はDVD発売の予定はなく、今後出来るだけ長く毎年劇場で上映して行くという事です。

2016.1.16 & 17

『陽光桜 YOKO THE CHERRY BLOSSOM』舞台挨拶

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1/16(土)12:25回上映後に高橋玄監督と主演の笹野高史さんに舞台挨拶にお越しいただきました。
当館で過去に上映して来た高橋玄監督の作品は日本の警察組織の腐敗を描いた映画『ポチの告白』や日本の裁判制度の問題点を告発した映画『ゼウスの法廷』のように権力の告発という問題作ばかりでしたが、今回の作品は戦後70年の平和を願う実在の「知られざる偉人」高岡正明氏を描いています。従来の作風と違うのは自身が企画したものではなく監督としてオファー受けた作品であるという事。高岡正明氏の人生を調べて行くにつれ、その静かな反権力の魅力に魅せられたとの事です。
笹野高史さんは「地道に仕事をして来たら67歳にして初めて主演を演じる事が出来て感無量」とお話されました。高岡正明氏は映画にも出て来るように1時間でも2時間でも一人で話し続ける方。長セリフをまだ十分に覚える事が出来、まだまだ役者として力は衰えていない事も確信したとの事です。翌日17日(日)には高橋玄監督のみ舞台挨拶にお越しいただきサイン会も行いました。

2016.1.9

『Dressing UP』舞台挨拶

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1/9(土)公開初日、16:55回上映後に安川有果監督、祷キララさんに舞台挨拶にお越しいただきました。
安川監督は「今から4年前に、大阪市の助成・協力企画シネアスト・オーガニゼーション大阪(CO2)で制作した時から何度か自分なりに納得するために編集をやり直したバージョンが、今回上映している作品で、撮影当時小学6年生だった祷キララさんの魅力をどう伝えようかと腐心していたが、それに見事に応えてくれた。」と話されました。
祷キララさん曰く「女優としてやって行くかどうかはまだ決めてはいないが、今はクラブ活動のバレーボールや学業に専念しながら興味ある作品があれば出演して行くつもりである」との事。当館で1/23(土)より公開の映画『ハッピーアワー』にも出演されています。

2016.1.9

『かぐらめ』舞台挨拶

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1/9(土)公開初日、10:00回上映後に奥秋泰男監督、武田梨奈さん、そして急遽、エグゼクティブプロデューサーの清家端さんに舞台挨拶にお越しいただきました。
武田梨奈さんは当館での舞台挨拶は映画『祖谷物語-おくのひと-』、映画『木屋町DARUMA』に引き続き3回目になります。
日本の神楽の伝承を通して家族愛というのを描きたかったと奥秋監督がお話しすると、武田梨奈さんはこの映画の脚本を読んだ段階からとても感動し、今日も客席後ろからラストシーンを見て涙が溢れたとの事。映画撮影中は役に没頭し、孤独感を味わうために引きこもりのような生活をしていたとの事でした。
モントリオール国際映画祭でも日本の伝統の神楽を中心にとても好意的に迎えられたとお話しされました。
本作が遺作となった今井雅之さんの現場での様子はどうでしたかとのお客様の質問に「とても優しく皆を笑わせてくれた」との事でした。


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